#その他映画
考えてみれば、ものすごいことなんですよね、スタートレック・シリーズがこうしていまだに新作を生み続け、続いているってこと。 役者を更新してしまえば、なるほどひとつの映画の存続は成せはします。 でも成功するとはかぎらないし、繋がりを訴えるには弱…
たとえばエヴァンゲリヲンQの冒頭には「巨神兵東京に現わる」という10分ほどの映像が流れます。 みなさんは、漫画のほうの「風の谷のナウシカ」はご存じですか? この映像はもちろん、そのナウシカに出てくる巨神兵をモチーフにしたスピンオフで、庵野秀…
ガンダムや仮面ライダーのように、生まれてから久しく「原作」から離れてしまっても、素材として優れるので派生して行く作品群があります。 中にはずいぶんマニアックなものもあって、一見ポピュラーに一般受けを狙ってるように見えながら、その実はずいぶん…
映画「踊る大捜査線4 FINAL」のクランク・インが1月中旬に決まったとのことです。 うー!大失敗です、ジージャーの邦画メジャー・デビューには最適の作品だったハズなのに、こんなに早い製作開始になるとは!? これがかなえばジージャーのプロットはも…
CGの完成度という点で過去から評価の高かった「鉄拳」シリーズですが、いよいよそのCGを活かしての3Dで映画化です。 ストーリーやらキャラクターやらについては、いまさら何のコメントもありません、思う存分好き勝手やらかして欲しいところです(笑)。…
ガンダムと一口にいっても、いろんな世代の持つガンダムのイメージがあって、おなじものを指すわけではありません。 世代ごと、ヒーローもそれぞれに違っていますし。 1年戦争を描いたガンダム・オリジンの世代がもっとも古く、次ぎに中核を成すのがゼータ…
エヴァやハルヒなど、いくつかアニメ作品をとりあげているこのブログですが、オトナがある日あらためてアニメを自ら観るというコトって、どれくらいあるのでしょうね。 続けて来た習慣ならともかく、社会生活をフツーにおくって来た身が、イチイチこの手のこ…
ロッキングと呼ばれる症状がある。 脳の気質障害を持つ者が、常に体を揺らし続ける症例のことを指す言葉だ。 ひとつの場所での跳躍を繰り返す。 そしておうむ返しを繰り返し、ヒトと視線を合わせず、体を揺らしながら、斜めに光を透かして覗き込む。ゼンの症…
ゼンの目に映るもの。 それは霞んだ世界の脈動の絵。 万華鏡のようにきらめきながら、とりとめもなく姿を変え、捉えどころなく変わり続ける幻想の絵。 ゼンの世界はその絵の向こう。 母への愛おしい思いも、伝わらない孤独の恐怖も、すべてはその向こう。 こ…
「ここは住むに便利なところよ、まあちょっとうるさいけど、それもすぐに慣れるからね」 新居にたどり着く親子の姿。 追って来る運命から逃れるように、二人は住居を転々として行った。 ジンは思う。 この子が育って行くために必要な環境だけは与えてあげた…
「ジンとあの日本人がまた連絡取り合ってる。どうする?」 ジンの知らないところで運命は胎動をはじめていた。 人の妬みの心。 人の心の闇。 むさぼるように何かを求める心には、沈鬱な獣が息吹はじめるのだ。 業の応報がはじまる。 かつて若さのゆえに蒔いた…
ジンはその子の名を、父親にちなんで日本語にしたいと考えた。 だからその言葉の意味をよく考えてみたことがある。 その子はゼンと名付けた。 ゼンとは、宇宙のこと、正しい行いのこと、前へ進もうとする心のこと。 日本語では、それらをすべて「ゼン」と言…
月日は流れた。 マフィアの群れから離れ、誰にも頼ることなく生活を営み始めたジン。 そしていま、おおきなおなかをかかえた彼女の表情には、もうかつての妖艶な陰はなく、ただ、満たされた女の喜びの様子がうかがわれるばかりだった。 母になるということ。…
11月の15日には映画「スペースバトルシップ・ヤマト」の試写会が控えていました。 一般のひとが劇場でもっとも早く実写版ヤマトに触れることのできる機会が、もうあと少しで訪れるわけです。 近隣で言えば、この夏はジャズドリーム長島などにて、ヤマト…
運命のままに惹かれあうマサシとジン。 ナンバー8の目を盗んで、ふたりの密会は繰り返されていた。 ジンは、マサシとの甘い時間にどんどん溺れて行く。愛し合うふたりの行動は次第に大胆なものとなって行った。 もちろん、そんなふたりに気付かないナンバー…
ナンバー8と呼ばれるマフィアのボス。 彼はこの地区を仕切る支配者であり、マサシが魅入られたその女「ジン」の所有者であった。 ナンバー8とジンの道行きは一蓮托生、ひとつの番(つがい)なのだ。 マフィアの稼ぎは彼女の仕事なのであり、彼女のボスの意…
『少年は傷ついた不完全なものに、心を惹かれていた。 そしてその傷の原因に思いを巡らせることが好きだった。 その傷に触れるたびに感じる心の旅は、彼にとって大きな喜びであった。 その過程で触れる何か危険な香りは、彼をより深い快感へと誘ったのだ。』…
この作品の冒頭には、誰かへの追悼や謝辞としてではなく、願わくばこのようであってほしいという意味での監督からのあるメッセージが捧げられている。 それには、次のようにある。 『本作を撮るきっかけは 才能ある子供たちに出会ったことでした。 彼らの無…
映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」は、セディックインターナショナルと株式会社エナジオという会社の西崎彰司さん(西崎義展さんの養子の方です)の協力の下、西崎義展の許可を得て製作開始された作品だと説明されています。 この作品の直前に、アニメ映画「…
30代後半くらいのヒト以上になると、「サンダーバード」や「宇宙大作戦(スタートレック)」というテレビ番組をご存じかもしれませんね。 おそらくは、それぞれテレビの再放送でお知りになられたものではないかとおもいます。 あるいはスターウォーズ以降に…
ジャッキー・チェン、アニタ・ムイの傑作、「酔拳2」。 出世作「酔拳」から、実に16年目の続編でした。 実在の英雄「黄飛鴻(ウォン・フェイフォン)」の物語は、映画の題材としてはきわめてポピュラーなもので、ジャッキーの独占物ではありません。 「酔拳2」…
今年のことですが、日本を軸としたジャッキー・チェンのある発言が、中国当局を怒らせるという事件があったのを覚えているでしょうか。 簡単にいえば、ジャッキーは中国は日本に遅れをとっている、工業製品や文化は中国より日本が上だということを明言したの…
映画作品の「特徴付け」ということについて考えてみましょう。 一本の映画を大きな目で見てみると、その作品全体が醸しだす背景の印象や、文化様式の披瀝、価値の取捨選択という描写に「特徴」というものをかいま見ることができます。 これこそが、その映画…
続編といえども一本の映画である限りは、その一作をはじめて見る人にも理解できるものとなっていなければならないという物語の原則からは逃れられません。 そして物語というものには原則として「狂言回し」という存在が欠かせないのです。 これはつまり、観…
閑話休題。 ちょっと、映画の舞台になる街のお話に寄り道です。 外国人が映画で日本を描こうとする多くの場合、東京が舞台となるであろうことは先にも述べたとおりです。 よっぽどの日本通でもないかぎり、外国人の認識においては東京、大阪、京都、広島、長…
「チョコレート・ファイター2」について考えてみます。 まずは「舞台」の問題。 ゼンは日本に連れて来られていますが、それは東京でしょうか、小倉でしょうか? 仮に小倉に連れてこられていたとしても、映画の舞台としてはやっぱり「東京」が選択されるだろう…
これだけジージャーのことをいろいろと考えていると、さすがに次回作のことに思い至ってしまいます。 もちろん「チョコレート・ファイター2」のことについてです。 まだ製作が開始されてもいない作品ですので、当然ストーリーなどについてはまったくわかりま…
私がこのブログでとりあげているコトは、アジアの映画とか音楽とか旅行のことですが、流行の韓国ではなく台湾やタイからの文化についてです。 時節的でないうえに、勝手な解釈や観点ばかりで、タメになりません(笑)。 ともあれ、好きでとりあげさせていただ…