ジージャー・ヤーニン応援ブログ

いいえ、女優ジージャー・ヤーニンを応援するブログですとも。

2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ジージャーの3作目。

おそらく順番としてジージャーの3作目の映画となるであろう、「Jak-ka-len」。 内容がなかなか伝わってきませんし、わたしもあまり積極的に追っていない状況で、実のある情報をお伝え出来ずにすいません。 ただ、最近公開された何枚かのジージャーの写真を…

歯車

「ジンとあの日本人がまた連絡取り合ってる。どうする?」 ジンの知らないところで運命は胎動をはじめていた。 人の妬みの心。 人の心の闇。 むさぼるように何かを求める心には、沈鬱な獣が息吹はじめるのだ。 業の応報がはじまる。 かつて若さのゆえに蒔いた…

チョコレート

ジンはその子の名を、父親にちなんで日本語にしたいと考えた。 だからその言葉の意味をよく考えてみたことがある。 その子はゼンと名付けた。 ゼンとは、宇宙のこと、正しい行いのこと、前へ進もうとする心のこと。 日本語では、それらをすべて「ゼン」と言…

覚悟

「このお人形さん、お父さんの代わりよ。大切になさい」 ジンは途方に暮れていた。 どうしたらいいのだろう? 何をしてあげられるのだろう? 医師は言う。 「観たところ状態は悪くありません。だが他の子とちょっと違う分、特別なケアが必要になってきます。…

天使

月日は流れた。 マフィアの群れから離れ、誰にも頼ることなく生活を営み始めたジン。 そしていま、おおきなおなかをかかえた彼女の表情には、もうかつての妖艶な陰はなく、ただ、満たされた女の喜びの様子がうかがわれるばかりだった。 母になるということ。…

西崎氏の訃報に

11月の15日には映画「スペースバトルシップ・ヤマト」の試写会が控えていました。 一般のひとが劇場でもっとも早く実写版ヤマトに触れることのできる機会が、もうあと少しで訪れるわけです。 近隣で言えば、この夏はジャズドリーム長島などにて、ヤマト…

運命のままに惹かれあうマサシとジン。 ナンバー8の目を盗んで、ふたりの密会は繰り返されていた。 ジンは、マサシとの甘い時間にどんどん溺れて行く。愛し合うふたりの行動は次第に大胆なものとなって行った。 もちろん、そんなふたりに気付かないナンバー…

ナンバー8と呼ばれるマフィアのボス。 彼はこの地区を仕切る支配者であり、マサシが魅入られたその女「ジン」の所有者であった。 ナンバー8とジンの道行きは一蓮托生、ひとつの番(つがい)なのだ。 マフィアの稼ぎは彼女の仕事なのであり、彼女のボスの意…

カルマ

『少年は傷ついた不完全なものに、心を惹かれていた。 そしてその傷の原因に思いを巡らせることが好きだった。 その傷に触れるたびに感じる心の旅は、彼にとって大きな喜びであった。 その過程で触れる何か危険な香りは、彼をより深い快感へと誘ったのだ。』…

愛おしい映画

この作品の冒頭には、誰かへの追悼や謝辞としてではなく、願わくばこのようであってほしいという意味での監督からのあるメッセージが捧げられている。 それには、次のようにある。 『本作を撮るきっかけは 才能ある子供たちに出会ったことでした。 彼らの無…