ジージャー・ヤーニン応援ブログ

いいえ、女優ジージャー・ヤーニンを応援するブログですとも。

機動戦士ガンダムUC 1

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エヴァハルヒなど、いくつかアニメ作品をとりあげているこのブログですが、オトナがある日あらためてアニメを自ら観るというコトって、どれくらいあるのでしょうね。
続けて来た習慣ならともかく、社会生活をフツーにおくって来た身が、イチイチこの手のことに時間を割くって、正直、あんまりイメージできません。
マンガとかプラモとかは、世の中は子供のものだと括ってきたものです。
その延長にアニメも置かれていました。
だからそういうものと自然に決別して行くことはフツーのことであって、抜けきれないまま甘美なルーズさの享受の中に身をおくことを「オタク」だと言ってきたのが、今日までの世の中の流れのはずでした。
ただソレが一転したのは、ここに「商売」が絡んできてからでしょうね。
バンダイの市場調査は実に巧みでした。
きっかけはガンプラだったのではないでしょうか?
コレがまあ実にロングレンジで売れ続けていることが、大きなヒントになって行ったのではないかと察するのです。
で、脇をかためて、バンダイは子ども向けではないコレクションの提供へと進出して行くワケですね。
これがまた大当たりでした。
それほどに、ガンダムの世界観は浸透していたということでもあります。
実際、ファースト・ガンダムの中のセリフを、会話の中に交えて使いたがるいいトシのオトナはずいぶんいて、ガンダム団塊世代ジュニアくらいの人たちに及ぼした影響は多大だったのです。
そこで商売はシステムになって行きます。
ビジュアルとプロダクツのコラボレーションです。
ガンダムという作品自体が延命され、脈々と続きつづけていくのです。
しかし決定打には欠きました。
お金を落としてくれる世代とのリンクにまではいたらなかったのです。
求められるレベルは、単に商売のためということだけでなく、登場して来た様々なキャラクターへのオマージュや、物語のその歴史へのカタルシスを埋めるものでなければならなかったからです。
そこで登場したのが、ガンダムユニコーンの存在でした。
オトナが、真顔でこのアニメを観ることになるのです。