会計が来るまでに

ここのところ、メディア報道のあり方や原発問題にこころの痛い思いを感じ続けています。
どうにも厳しいお話しをしてしまいがちなのですが、それでもこの憤りは必要なことだと感じているのです。
メディアが持ち出してくる短絡的なスローガンには注意しなければいけません。
東北の復興はほんとうに大切なこと。
でもそれに便乗して蒔かれはじめている「間違いの種」にも気づかなければ!
毒は毒。
どんなにオブラートにつつまれても、同情でくるまれようとも、あなたを殺すのです。
報道のウソに気づくのは自分のシゴトです。
どんな人も、わかりやすいことに飛びつきやすく、わかりにくいことの解明をあきらめやすいような空気になっている時代です。
無理にいろんなことをカンタンで単純なことにしてしまおうとする時代です。
それが正しかろうと間違っていようと関係ありません。
誰だって、めんどうなことはイヤなのです。
でも、そこにはいろんな罠が潜んでもいるのです。
大事なのは、どんな真実も、自分で知り、自分で感じ、自分の力で理解すること。
テロップの必要な真実はどこにもありませんし、誰かとの合意に気づかって成り立つ真実もないのです。
真摯なまなざしと、勇気をもって、生きていかなければ!
音がしないだけで、もはや大変な時代の渦中にあるというのがほんとうなのです。
誰かから何かを学ぼうと思うのならば、真実を持つ人間の見本から、その真摯さと、勇気をこそ、みずからの心に取り込もうと思うべきでしょう。
そのためにも、自分の感性をたくさん磨き、自分の心でものごとを感じて行く覚悟をもたなければ。
そう、彼女のように、です。