ジージャー・ヤーニン応援ブログ

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映画の舞台になる街

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閑話休題
ちょっと、映画の舞台になる街のお話に寄り道です。
外国人が映画で日本を描こうとする多くの場合、東京が舞台となるであろうことは先にも述べたとおりです。
よっぽどの日本通でもないかぎり、外国人の認識においては東京、大阪、京都、広島、長崎、北海道といった大括りでしか日本は捉えられていないというのが現実でしょう。
まあ、当然のことだと思います。
わたしたちがヨーロッパの奥の奥にある小都市を知らないのと同様、外国人にとっても、日本のいずこかの地方の名も知らぬ街の風景はイメージするに至りません。
ですが、国内において日本人監督が映画を撮ろうと考えるとき、その舞台となりやすい街と言えば、かならずしも上に挙げた都市に限られるわけでもありません。
選択の中には、けっこう地方の小さな街なんかが取り上げられたりするものです。
一例をあげると、大林監督の尾道シリーズなど、美しい風景を上手に用いたものも見受けられます。
そしてその「風景」が尊重されてロケ地に選ばれやすい地としては、どうしても「北海道」の存在が無視できないことになります。
雄大
大きな空と広大な大地、というイメージは、素材としても優れたものだからです。
そんな北海道の中でも、実際に「映画の舞台になる街」として圧倒的に有名なのは、ほかでもありませんが私の故郷であるところの「函館」でしょう。
この街は映画どころか、マンガやアニメの舞台として使われていさえしますね。
私は見ていないのですが、アニメ作品のノエイン もうひとりの君へという作品が函館、弥生小学校が舞台だそうですが、アニメでご指名というのもなかなかスゴいですね。
ジブリ作品の「猫の恩返し」も、裏設定の舞台は函館(原作の柊さんが函館出身です)です。
マンガでは、「東京大学物語」がそもそも函館が舞台でした。
そして映画においては、あまりにもたくさんありすぎて迷うほど、函館が舞台の映画は多いです。
「星に願いを」「うた魂」「引き出しの中のラブレター」「犬と私の10の約束」「Little DJ 小さな恋の物語」「パコダテ人」「つむじ風食堂の夜」「キッチン」etc..
そういえば吉川晃司さんの「テイク・イット・イージー」もそうでした。
なかなか、壮観です。
私も何か函館を舞台とした小説でも書いてみたいと思いました。