#その他テレビ
ここのところ、メディア報道のあり方や原発問題にこころの痛い思いを感じ続けています。 どうにも厳しいお話しをしてしまいがちなのですが、それでもこの憤りは必要なことだと感じているのです。 メディアが持ち出してくる短絡的なスローガンには注意しなけ…
ルパン三世のアニメ化40周年ということで、今秋には新作の公開をひかえる同作ですが、もう一方で「実写化」のお話も出ていますが、実際のところどうなのでしょう。 確かに、以前からルパン三世役は小栗旬さんということでネット情報が流れていましたが、にわ…
けっこうな時間を掛けての解説が終了です。 不十分ではありますが、出来るだけ時系列を整理して並べたつもりです。 本作のガイドとなれば幸いです。 おつきあいくださったみなさん、ありがとうございました。 007がそうであるように、ヒーローにも跳んだ…
ナイトホークス社事件以来、ヤスオの消息もわからないままユキコの廻りをただ時は流れて行きます。 意を決してグリーン軒を訪れるユキコ。 でもそこには、もうヤスオの姿も痕跡も残ってはいないのでした。 ユキコの知るヤスオは、もう、いなくなったのです。…
次元は回想します。 「アイツがお前にぃ?」 ヤスオから届いた最期の決着の申し出を知り、ヤスオはそんな執着の仕方をする奴だっただろうかと次元は訝しがるのです。 「まぁそうなってるが、ホントのところはわからねえなあ。」 「乗るのか?」 「ま、暇つぶ…
顔を包帯でぐるぐる巻きにしたルパン三世。 それを見たヤスオが噛みつきます。 「なめやがって、なんであんたまでグルグル巻いてんだよ」 「言ったろ、顔じゃねえんだ。つまり、現時点では双方ニセもんで、生き残った方がホンモノってワケだ。」 言い放つル…
中野サンプラザの屋上で雌雄を決しようとする、ヤスオとルパン。 その現場に立ち会う銭形警部は回想します。 警視総監のもとで、アイスキューブ事件の顛末と、その真実を訊ねたときのことを。 「アイスキューブの開発にはあと少し時間が必要だったのだ。だが…
ビルの屋上。向かい合う2台のフィアット。 ルパンを名乗る二人のオトコがいま、雌雄を決しようとしていました。 アイスキューブ事件から数日後のこと。 中野サンプラザの上。昂るヤスオはルパン三世に感謝します。 ルパンの名を賭けての決着の申し出。 ナイ…
ナイトホークス社事件から数日後。 原爆症の進行を医者に診てもらいながら、自分の中に存在する「核」というチカラの後遺症に、世界の行く末を感じる片山刑事がいました。 そんな片山刑事のもとを銭形警部が訪れます。 片山刑事は語ります。 「このさあ、ど…
「撃てよ、ホンモノの銭形警部に撃たれるなら、ルパンとして本望だぜ」 震えながら言い放つヤスオを、故意か否か、銭形警部は撃ち損じるのでした。 「そんなもん..」 「そんなもん、誰がもってても信用なんか出来やしねえ」 アイスキューブを持ち立ち去ろ…
「返せ、まぁだわからんとか!ルパンだかなんだか知らんばってん、おまえらのごたる温か時代に生きとる、ひ弱で何も出来んカスどもに、この国の将来など任せてはおけんとたい!」 日下部社長の言葉には、核の存在が担う重さが込められています。 この国の将…
アイスキューブを奪われ焦りに顔色を失う日下部社長。 「なんかオマエたちは、返せ、返せって!」 いくつもの銃口に晒されたルパン三世が、アイスキューブの正体を匂わせます。 「おお、銃だらけだな、怖え怖え。だがな、イチバンおっかねえのはオマエが持っ…
日下部社長によって露になって行くアイスキューブ。 その様を俯瞰するヤスオたち。 「M4カービン持った黒服が3人と、銭形にタヌキおやじか」 「おーし」 大仕事を前にして気合が入るヤスオ。 最大のお宝、アイスキューブを目前にして、ヤスオはおもむろに…
次元の操縦する飛行船と、その飛行船に運ばれるフィアットの中のルパン三世。 赤いジャケットを着る彼は、ヤスオと不二子の会話を盗聴しています。 「銭形に先を越されたみたいだな」 「いいじゃない、アイスキューブの保管場所に案内してもらえるんだから」…
ナイトホークス社の社長室。銭形警部は日下部社長に詰め寄ります。 「ミサイルの発射に関してはすでに総理にも報告しとっとです。あなたも当然しっとるとでしょ」 「今日はその件で来たんじゃありません、ルパンが何を盗みに来たのか、そいつが知りたくて来…
「警視庁の銭形だ。アポはとってある、日下部社長にあいに来た。」 ナイトホークス社に乗り込む銭形警部。 その銭形を追うようにナイトホークス社を訪れたユキコ。 自らの正義を糧に、メディアの代表として真実を問いただす姿勢の彼女の前にも、黒服の衛兵た…
峰不二子の介抱によって復活したヤスオは、情報を集めるため銭形警部に変装し、警視庁にもぐり込みました。 元祖ルパン三世同様、銭形警部への変装は、ルパンのお手の物です。 ローガンの遺品が見つかり、情報が解析されれば、ホンモノの銭形警部は間違いな…
不安に駆られるユキコは警視庁の対策本部を訪れます。 取材に託つけて、ルパン三世にもっとも詳しい男、銭形警部に彼のことを尋ねたかったのです。 三上刑事に断られながらも執拗に銭形警部への取材をせがむユキコに、通りがかった銭形警部自身が「かまわん…
ルパンを追うもうひとつの目。 ユキコは胸騒ぎにとりつかれて、ルパンの生き字引と呼ばれる「紅屋」のもとを訪れていました。 調べれば調べるほど、謎に満ちていくルパンの存在。 彼の存在は何故かユキコを不安にさせるのでした。 「ルパン三世について調べ…
「タイヘンだ..」 勝鬨橋から姿を消したヤスオを追っていたのは、峰不二子の目だけではありませんでした。 「うっ、う、ルパンさん~(泣)」 ルパンは死んだだろうという人々のウワサに動揺し、半べそをかきながらヤスオの姿を探しているのは、タカシの子…
廃校の屋上、ヤスオの持っていたデーターを解析しようとして悪戦苦闘する次元の姿。 データーはまったく開かない様子。 持て余した次元は校内を散策、ひとり、誰もいない教室で惚けている赤ジャケットのルパンをみつけます。 「おう、次元」 「おう、じゃね…
「コラ、動かないで」 朦朧とした意識の中、峰不二子の幻想を見ていたヤスオの目前に、ホンモノの峰不二子が現れます。 「死んでたトコよ、感謝しなさいよね(笑)。」 ヤスオはようやく理解します。 峰不二子に助けられ、看病されていた自分に。 「でもたい…
銭形警部らの見守る中、勝鬨橋の上で対決するルパンとヤスオ。 ところがその刹那、接近して来た戦闘ヘリからミサイルが発射され、ヤスオの横を掠めてフィアットを直撃したのです。 残されていたローガンもろとも、フィアットは跡形もなく大破。 ヤスオもそ…
ローガンの制止をふりきって勝鬨橋の上、向かい合うヤスオとルパン。 「さあ、決着をつけようゼ」とルパン。 「いつでもどうぞ」とヤスオ。 ヤスオは武者震いを隠せません。 「ヤっべえ笑いが止まんねえ、コイツをやればオレは..マジかよ」 ヤスオの昂り…
「どうしたぁ、ルパン、そのくらいやれねぇと見込みねえぞ。やっぱお前にゃムリか」 ルパンの挑発に震えながら「うおぉー!」と、ワルサーを構え、発砲するヤスオ。弾丸はそれて目前のルパンにはかすりもしません。 「惜しいな」と、ルパン。 そのとき、勝鬨…
ヤスオは自分がグリーン軒に勤めていることを偶然だと思っています。 出身や学歴や賞罰で狭められた「可能性」に加え、生来の自由気ままな性格が災いして、ヤスオの就業選択肢はほとんど広がらないのです。 工場でヒトにドヤされながらする夢のない流れ作業…
都内某所にある古本屋「紅屋」。 そこの主人は、知る人ぞ知る「ルパン三世の生き字引」的存在とのこと。 グリーン軒の常連である紅屋の主人は、頼んだラーメンには手もつけずに、ビールだけを嗜み、ヤスオが気がつくと消えているという不思議な人物でした。 …
いま、ヤスオの目の前にいるのは、ホンモノのルパン三世。 ヤスオの中に緊張と当惑と、得体のしれない高揚感が巻き起こります。 ルパンがいる。 いま、目の前にホンモノのルパン三世が。 ヤスオの胸の鼓動は高鳴ります。 「コイツが..」 ヤスオが昂ぶる最…
「あ..お前..」 咄嗟にヤスオがワルサーP38を抜くよりもはやく、ヤスオ自身がワルサーを突きつけられてしまうという早業。 まぎれもなく、そこにいるのは「ルパン三世」その人でした。 ヤスオは固まります。 「おお~、おおおお、久しぶりじゃねぇか」 …
ローガン探索のため東京湾に潜ったヤスオは、ひとりの少年を拾い上げて来ます。 本人を見つけてこなくてどうするんだ、と責める次元の言葉を向こうに、少年を見つめるヤスオはその持ち前の直感からひとつの推測に至るのでした。 「こいつ、ローガンなんじゃ…