ジージャー・ヤーニン応援ブログ

いいえ、女優ジージャー・ヤーニンを応援するブログですとも。

ルパン三世 Green vs Red 49

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ビルの屋上。向かい合う2台のフィアット
ルパンを名乗る二人のオトコがいま、雌雄を決しようとしていました。
アイスキューブ事件から数日後のこと。
中野サンプラザの上。昂るヤスオはルパン三世に感謝します。
ルパンの名を賭けての決着の申し出。
ナイトホークス社からヤスオを助けたアフロヘアーの後輩、タカシの子分のルパンから決闘の話しを聞かされたとき、ヤスオは感涙に咽んだのです。
「あんの野郎、なんてデッかいオトコなんだ!」

そしていま、目の前には憧れたルパン三世がいます。でもヤスオはもう怖じ気づくことはありません。

「光栄だぜ、ルパン三世。でもなんでサンプラザ?」
「へへ、笑ってんのか。オレもヤバいぜこのテンション!あんたがくれたこのチャンス!自由で崇高な魂!その名もひっくるめてこのオレが、全力で盗ませていただきます!」

ルパンの対決の報を聞きながら、自分の仕事のフィナーレを祝って酔いつぶれる不二子。
「お!はじまったか!」
「まだだ。」
決闘の始まりを今や遅しと待つグリーン軒の次元と先代の次元。
刀を研ぐ先代の五右衛門に「行かんのか」と訊ねられた五右衛門は、孤高の月に目をやります。
五右衛門にしてみれば、どちらかが残ることはどちらかとの別れを意味することであり、興味本位に胸躍るような出来事ではなかったのです。

銭形は言います。
「自分の名を取り合おうってんだ、あの野郎、ふざけやがって、命懸けで遊ぶつもりだ」