ジージャー・ヤーニン応援ブログ

いいえ、女優ジージャー・ヤーニンを応援するブログですとも。

ルパン三世 Green vs Red 50

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中野サンプラザの屋上で雌雄を決しようとする、ヤスオとルパン。
その現場に立ち会う銭形警部は回想します。
警視総監のもとで、アイスキューブ事件の顛末と、その真実を訊ねたときのことを。

「アイスキューブの開発にはあと少し時間が必要だったのだ。だが金が続かなかったローガン社としては、500億の開発費がすぐにでも欲しかったんだろうな。」
警視総監が事の裏を語りだします。

「要するに、ニセのアイスキューブをナイトホークス社に売りつけた、と。」
「もちろん、ナイトホークス社だけでそんな大金を容易することは不可能だ。わが国の国家予算の一部が使われたことは、間違いない。」
「ということは、原爆の製造に関与したと..」
「すでに地検の特捜部も動き出した。逮捕も時間の問題だ。」

銭形警部は呆れるのです。
「私はいままで、この国に、この国のために人生を費やしてきた。しかしそんなものを持つような国になっちまうんなら、もう未練はありません。」

使命、ということへの自問が続きます。

「それに私は、ニセ者とはいえあのルパンに止めを刺さなかった。いや、刺せなかった。もはや..」
「わしらも国家の番犬だ。それ以上は口にせんほうがいい。」
「首輪を外して、自由になりたい時もあるがな。」

銭形警部は「自分がルパンを撃てなかった」のだと、敢えて責任を明確にしようとします。
片山刑事に自分を託す限りは、すべては自分の責任なのだから、と。
そして、それぞれの立場があり、それぞれの使命がある、と、警視総監は銭形警部の言葉を遮るのでした。