ジージャー・ヤーニン応援ブログ

いいえ、女優ジージャー・ヤーニンを応援するブログですとも。

ルパン三世 Green vs Red 33

イメージ 1
 
「コラ、動かないで」
朦朧とした意識の中、峰不二子の幻想を見ていたヤスオの目前に、ホンモノの峰不二子が現れます。
「死んでたトコよ、感謝しなさいよね(笑)。」
ヤスオはようやく理解します。
峰不二子に助けられ、看病されていた自分に。
「でもたいしたものね、彼の目は本気だった。」
「あの野郎..」
「惜しかったわね、決着つけられなくて。でも、そんなことどうだっていいじゃない。」
「ねえ、ルパン」
問いかけられて一瞬、ヤスオは当惑します。
自分は、峰不二子から、ルパンと呼ばれたのだ、と。
「あたしと組まない?」
「え?」
「隠してもダメよ、わたしはなんでも知ってるんだから。あなたがアイスキューブの秘密を握ってることもね。」
ヤスオは言われてはじめて、自分がメモリーを紛失してしまったことに気づくのですが..
峰不二子は続けます。
「あなたが何者か、それを決めるのはあなたじゃないの。」
「決めるのはあなた以外の他人。」
「あなたには私が必要なはずよ。私は世界一ルパンに似合うオンナなんだから。」
ああ、そういうことなんだ!
オレの向かうあたらしい人生に似合うのは、このオンナなんだ。
そしてオレが誰かを決めるのは、オレじゃない、オレの行動を見て感じる他人なんだ、と。
ヤスオは再び決意します。
ルパンに成る自分を。
瞳が生き返り、ヤスオは自分につぶやくのでした。
「うん!」