ジージャー・ヤーニン応援ブログ

いいえ、女優ジージャー・ヤーニンを応援するブログですとも。

ルパン三世 Green vs Red 32

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銭形警部らの見守る中、勝鬨橋の上で対決するルパンとヤスオ。
ところがその刹那、接近して来た戦闘ヘリからミサイルが発射され、ヤスオの横を掠めてフィアットを直撃したのです。
残されていたローガンもろとも、フィアットは跡形もなく大破。
ヤスオもその衝撃で東京湾へと消えていきます。
消えかかる意識の中、ヤスオは自問自答するのでした。
「オレ、死んだか..」
幼いころに刷り込まれた、あの絶望の符合のコトバが頭の中で繰り返されるのです。
 
オレたちは違うんだって、悪いことさえしなかったら、上出来だって。
 
「バチ、当たったのかな、こんなトコで死ぬとはなあ..あたらしい人生が動き始めたんじゃなかったのかよ..」
フラッシュバックして行く意識の中、ヤスオは、自分がルパンに成ろうと決意して行った日々のことを確かめていました。
グリーンのジャケットを手にした日のこと。
ワルサーP38との出会い。
ユキコを喜ばせたくて、ペアリングを手に入れた日のこと。
心が決まったあの日、ルパンに成ることは結局はユキコとは居られなくなることだと判っていながら、家族というものに憧れてユキコの実家の静岡を訪れてしまったあの日。
「あなたなら大丈夫」と、ユキコのおばあちゃんに背を押される思いで、決意を固めた瞬間。
おばあちゃんのコトバは、あの日、峰不二子がオレに言ったことと同じだった。
そういえば、おばあちゃんはもう話せないと言われていたのに、携帯電話で誰かと繋がっていたようだったけど、どしてなんだろう。
そんなことが頭をめぐるうちに、ヤスオは目覚めます。
目覚めさせたのは、東京湾からヤスオを回収して手当てした峰不二子でした。