ジージャー・ヤーニン応援ブログ

いいえ、女優ジージャー・ヤーニンを応援するブログですとも。

ルパン三世 Green vs Red 31

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ローガンの制止をふりきって勝鬨橋の上、向かい合うヤスオとルパン。
「さあ、決着をつけようゼ」とルパン。
「いつでもどうぞ」とヤスオ。
ヤスオは武者震いを隠せません。
「ヤっべえ笑いが止まんねえ、コイツをやればオレは..マジかよ」
ヤスオの昂りは最高潮に達しようとしていました。
彼らはいま、人々の視線を独り占めするヒーローの場所に立っているのです。
それはヤスオの求めた「あたらしい人生」の場所でした。
そしてその勝鬨橋を挟んだふたりのルパンを見上げる、片山刑事たち。
ふたりを凝視していた銭形警部が言います。
「パチもんなんかじゃねぇ、アレはホンモノだ。」
「ホンモノってどっちのことね、ゼニさん」と片山刑事。
「わからん」
ふたりの言う「ホンモノ」とは、目の前のふたりのどちらがオリジナルなのかという意味なのか、それともそういう意味とは違う「ホンモノ」という定義のことなのかが三上刑事にはわかりません。
「どういう意味です?」
「さあな」と、はぐらかす片山刑事。
目の前ではいま「ホンモノ」のルパン二人が、雌雄を決しようとしていました。