ジージャー・ヤーニン応援ブログ

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ルパン三世 Green vs Red 35

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「タイヘンだ..」
勝鬨橋から姿を消したヤスオを追っていたのは、峰不二子の目だけではありませんでした。
「うっ、う、ルパンさん~(泣)」
ルパンは死んだだろうという人々のウワサに動揺し、半べそをかきながらヤスオの姿を探しているのは、タカシの子分だったあのアフロヘアーのルパン(変装して髪形は隠してますが)でした。
タカシとの別れから、夢を追うことの儚さを感じていたところに、勝鬨橋をめぐって大立ち回りをはじめたヤスオを知った彼でしたが、それも束の間、この大惨事です。
ニセモノとはいえ、ホンモノのルパン三世と対峙するほどの大物。
同じルパン・フリークの群れの中でも、彼からみれば、ヤスオはまったく格上の兄貴分と言えます。
ホンキでルパンを目指す。
彼は自ずとヤスオへの憧れを強めるのです。
それは、彼らが成し得なかった夢への挑戦を、ヤスオが実現開始していたからです。
そしてもうひとつの目。
それは、自らの運命を肯定し、ルパンを追い続ける人生を選んだ男の目。
ルパンの永遠のウォッチャーである銭形警部です。
彼はそもそもルパンの死を想像すらしていません。
こんなことで死ぬはずがない。ルパンは必ず再び自分の面前に現れるのだと信じて疑わない。
それは、ある意味でのルパンへの「信頼」の証明でもあります。
しかしこの騒動の状況報告を通じて、警視総監から銭形は驚くべき日本の現状を聞かされることとなり、当惑するのです。
銭形がインターポールに出向している間、国民投票で軍隊の民営化が決定し、既にナイトホークスという会社が運営されているというのです。
ローガンの死もルパンへのミサイル攻撃も、すべてはナイトホークス社の影が絡んでいました。
銭形警部の関心は、ナイトホークス社に絞り込まれるのです。