ジージャー・ヤーニン応援ブログ

いいえ、女優ジージャー・ヤーニンを応援するブログですとも。

ルパン三世 Green vs Red 28

イメージ 1

都内某所にある古本屋「紅屋」。
そこの主人は、知る人ぞ知る「ルパン三世の生き字引」的存在とのこと。
グリーン軒の常連である紅屋の主人は、頼んだラーメンには手もつけずに、ビールだけを嗜み、ヤスオが気がつくと消えているという不思議な人物でした。
この老人のことを訝しく思いながらも、ヤスオはまだ気づいていないのです。
ヤスオの人生が、その実はこの老人の張りめぐらす網にどんどん引き込まれ、導かれているのだということに。
わざと譲ろうとしたかのように置き忘れられ、ヤスオを惹きつける、あざやかなグリーンのジャケット。
あたかも自分がスリで手に入れたかのように仕向けられながら、ヤスオのもとに届けられたワルサーP38
そして突然、ヤスオの元を訪れ、ヤスオの運命の後押しをする峰不二子と、ヤスオを「ルパン」と呼び、近づいて来た次元大介の存在。
急速に彩られはじめたヤスオの運命の背景には、仕組まれたいくつもの「偶然」が介在しています。
勘の鋭いヤスオは、紅屋の主人のことを怪しく感じてはいるのですが、まだこれらのことへの「繋がり」には気づいていませんでした。
ただ、ヤスオが惹かれだしている「新しい人生」の魅力の前では、そんなことはもう、どうでもよいことだったのかもしれません。
この老人の狙いは、しっかりとヤスオのこころを捉えていたのでした。