ルパン三世 Green vs Red 39

「警視庁の銭形だ。アポはとってある、日下部社長にあいに来た。」
ナイトホークス社に乗り込む銭形警部。
その銭形を追うようにナイトホークス社を訪れたユキコ。
自らの正義を糧に、メディアの代表として真実を問いただす姿勢の彼女の前にも、黒服の衛兵たちは立ちはだかります。
そして向けられた銃口が自分に対して発砲された瞬間、緊張と恐怖が実感となってユキコを襲います。
竦んだユキコに「近づくんじゃない」と言い放ちながら、銭形は歩を進めます。

「軍隊が一般人に発砲するなんて、許されるんですか！？」
ユキコの言葉に、銭形が答えます。
「こいつらにそんなことを言ってもムダだ」
「え？」
「軍隊は国家を守るもんだ、国民を守るもんじゃない」。
「．．．銭形さん」
「とにかく、離れてろ。命が惜しかったら取材は後にするんだ」

一方、時を同じくして峰不二子がナイトホークス社への侵入を試みています。
「侵入者を発見した、ただちに連行する」
黒服に変装したヤスオに連行されるふりをして、エレベーターに乗り込み、まんまとナイトホークス社に入り込んだ二人でした。