ジージャー・ヤーニン応援ブログ

いいえ、女優ジージャー・ヤーニンを応援するブログですとも。

2009-01-01から1年間の記事一覧

「チョコレート・ファイター2」を考える 4

映画作品の「特徴付け」ということについて考えてみましょう。 一本の映画を大きな目で見てみると、その作品全体が醸しだす背景の印象や、文化様式の披瀝、価値の取捨選択という描写に「特徴」というものをかいま見ることができます。 これこそが、その映画…

「チョコレート・ファイター2」を考える 3

続編といえども一本の映画である限りは、その一作をはじめて見る人にも理解できるものとなっていなければならないという物語の原則からは逃れられません。 そして物語というものには原則として「狂言回し」という存在が欠かせないのです。 これはつまり、観…

映画の舞台になる街

閑話休題。 ちょっと、映画の舞台になる街のお話に寄り道です。 外国人が映画で日本を描こうとする多くの場合、東京が舞台となるであろうことは先にも述べたとおりです。 よっぽどの日本通でもないかぎり、外国人の認識においては東京、大阪、京都、広島、長…

「チョコレート・ファイター2」を考える 2

「チョコレート・ファイター2」について考えてみます。 まずは「舞台」の問題。 ゼンは日本に連れて来られていますが、それは東京でしょうか、小倉でしょうか? 仮に小倉に連れてこられていたとしても、映画の舞台としてはやっぱり「東京」が選択されるだろう…

「チョコレート・ファイター2」を考える 1

これだけジージャーのことをいろいろと考えていると、さすがに次回作のことに思い至ってしまいます。 もちろん「チョコレート・ファイター2」のことについてです。 まだ製作が開始されてもいない作品ですので、当然ストーリーなどについてはまったくわかりま…

ジージャーの演技力

ネット上では一部に、ジージャー・ヤーニンへのネガな演技力評価を見受けます。 個人的には、これはとても残念な扱いだと言いたいのです。 好きな女優を擁護してのことではありません。 日本でこの映画を見たひとたちのどれほどが、自閉症者というものを知り…

サウンドトラック

アクション映画の印象は、そのサウンドトラックと結びつけられて成り立ちやすいものだと思います。 ハリウッド的な大作も香港のカンフー映画も同様、その主人公が帯びるテーマ曲は、その映画そのものを物語る場合が往々にしてあります。 たとえばブルース・…

珈琲時光 4

ホウ・シャオシェン監督は、この映画を都内に入り組む電車の軌跡をもとに描きます。 ある側面で、これは地下鉄の映画なのでしょう。 事実、海外でのCafe Lumiere(珈琲時光)のガイドは、同時に「トーキョー・メトロ・ルミエール」として紹介されています。 小…

自閉症者への介添え

映画「チョコレート・ファイター」の中では、四六時中ムンがゼン(ジージャー)のお守りをしています。 ムンは孤児で、イジメられていたところをジンに引き取られたという設定ですね。 ジンからめんどうを見るように、と言われているとは言え、ムンの介添えの…

珈琲時光 3

映画「チョコレート・ファイター」のインタビューの中で阿部寛さんが、アジアの映画の撮影手法の問題を語っています。 現場に「シナリオ」がない、という点についてです。 日本では、シナリオの存在が映画の骨子を担う役割を果たしているのが当然のこととな…

珈琲時光 2

九分のゴールドラッシュが輩出した成功者に、台湾5大財閥のひとつ、顔(イエン)一族があります。 一族の長男は日本人と結婚し、ふたりの女の子をもうけます。 次女が小学校2年のとき、同氏は亡くなります。 癌でした。 そして長女は女優に、次女は歌手とな…

珈琲時光 1

私がこのブログでとりあげているコトは、アジアの映画とか音楽とか旅行のことですが、流行の韓国ではなく台湾やタイからの文化についてです。 時節的でないうえに、勝手な解釈や観点ばかりで、タメになりません(笑)。 ともあれ、好きでとりあげさせていただ…

ジージャー・イン・ドゥー・スアイ・ドゥ

ピンゲーオ監督から承諾を得てジージャーを預かり、ラーセン・リムトラクーン監督が撮影した彼女の新作・ドゥー・スアイ・ドゥ(レイジング・フェニックス)。 先にも書きましたが、この作品は、ジージャーの成長のひとつの過程の科目なのだと思います。 この…

ピンゲーオ監督

ジージャーはこっそり、ピンゲーオ監督のことをドラえもんと呼んでいるそうです(笑)。 その評価は、いろんなおもちゃを持ち出してきて緊張を解いてくれるヒト、みんなのアイデアを歓迎してくれる、なんでも良く聞いてくれる機嫌のよいヒトだからとのこと。 …

レイジング・フェニックス

世界的にみれば、現在、ジージャー・ヤーニンの評価は新作「レイジング・フェニックス」から成されるもの、ということになるのでしょう。 ほかでもありません、これがジージャーの最新作で、タイではDVDも発売されました。 他の方のブログで知ったのです…

少女時代

手元にはジージャーの写真が百枚以上あります。 眺めているとよく判るのですが、映画「チョコレート・ファイター」撮影の頃と、そのプロモーションで活動している時期のジージャーはけっこう容姿に変化があります。 08ゲームショーの頃にゼンの衣装でイン…

景色

叔母さんがダイアリシスから戻るのを待ちながらの昼下がり。 泳ぎに行きたいハルを母にまかせてプールで遊ばせながら、浮輪を持ち込んだと監視員から怒られる夏の日の午後。 ひとりシェラトンの入り口に腰掛け、吹き抜けてくるコナウインドにまどろんでいる…

白鳥

冬の湖に白鳥を見に行こうと母。 白鳥が好きなヤツは、ウチにはいないよ(笑)。 でも、行くことが大事。 まずは行くこと。 それがいいね。 よかったよ。 行ってみなくちゃね、なんでもね。

帰郷

函館へ。 ただ、母の眠る霊堂に向かうだけの旅。 雨があがって虹がふたつ。 いいことあるかな、なんて微塵も思わないよ。 だっていつも良いことばかりだから。

ブルーレイ・ディスク

映画「チョコレート・ファイター」の映像は、ソフトとして日本国内で普通に見ようとするする限りは、おのずと日本版DVDのみの選択ということになります。 ただ、世界に目を向けるならその限りではありません。 各国ごとに設けられたリージョン(デジタル映…

101

イーリンイーです。 デカいです。高いし。 中に巨大なタマが隠されています。 この界隈は、いずれもっとじっくり見て歩きたいなあと考えています。 台北は飽きませんね。

九分

九分です。 鉱山の娼館後ですね。 当時の財閥だった一青窈さんのお父さん(九分財閥)の出身地です。 写真は映画「非情城市」の舞台、日本統治が終わったあとの物語の映画舞台ですね。 「千と千尋の神隠し」のスケッチ・イメージのひとつになった街です。 基隆…

士林夜市

台湾の文化ですが、キャラつきのマスクが流行りです。 日本では難しいかもしれませんねえ。 夜市は楽しいです。

雨の基隆

雨の中、基隆市の夜市を見て歩いていると、日本の演歌が聞こえてきます。 司会も日本語、歌も日本語。 カラオケで、台湾人の歌手のヒトが街頭キャンペーンをしています。 うーん、日本の昭和のような光景でした。 好きですけどね(笑)。

キールン

雨の基隆港ですね。 木葉功一さんの漫画「キリコ」で、キリコを追って台湾に渡り、台北のヤクザになった遊佐がバイクでひとっ走りしてたどり着く先です、って、そんなマニアックなことは誰も知らないか(笑)。

桃園空港

さて、一青窈さんにちなんで、今年は何度か台湾に行ってきたのですが、いろいろと勉強になります。 外国です。 でもなんだか、日本の延長、昭和が続いている日本、みたいな感を受け続けているのです。 台北の桃園国際空港では、よくこういうヒトを見かけます…

うんと幸せ

性同一性障害という障害があります。 苦しい、こころの痛みに溢れた障害だと思います。 想像してみましょう。 こころのおさまるべき器が違(たが)い、交わるべき人々との間がいつも理解への怯えからはじまる世界です。 痛みに溢れています。 わたしたちはそう…

ただいま

一青窈さんの「思草歌」というライブDVDをはじめて聴いたのは、セントレアに向かう途中のクルマの中でした。 「あこるでぃおん」のライブパージョンが聴けるということで、一青窈さんのDVDに興味を持ち、姿見一青也というDVDを皮切りに彼女のライブ…

もらい泣き

一青窈さん。 一青という姓は石川県の出の名前で、ふつうに日本人の姓。 これは地名でしたので私は実際そこまで行ってきて、「ああここらへんなんだなあ」と見てきたりしました(笑)。 デビューして間もなく、あるテレビ番組で本人が「父が台湾人で、母が日本…

一青窈さんのこと

映画「チョコレート・ファイター」に惹かれるのは、もちろん、ジージャーに惹かれるからです。 そしてまた、彼女の演じる自閉症という障害に私自身か強く関心を持つからなのでしょう。 自閉症の世界を伝えてくれる彼女のことを応援したいと思います。 これは…