タイのジージャーから、アジアのジージャーへ

「The KICK」に期待するのは、アジア圏での合作映画として成功して、女優ジージャーの認知度がもっともっと向上してくれれば、という点でしょう。
その先にはもちろん、「チョコレートファイター２」におけるタイと日本という構図が控えており、ジージャーがアジアを股にかける大女優へと成長して行く喜びがあるワケです。
このブログでは何度か、ローカルスターとしての俺の嫁的なジージャーがいいのか、あるいは女優としてのジージャーの成長を望むのかというお話も取り上げたりもているのですが、そうしたお話にしてもひとつ、避けられないある問題が絡んでいるコトに気づかねばならないのでしょう。
つまり、時の流れという問題についてです。
少女を演じその印象を私たちに強く刻んでくれたジージャーも、あと数年もすれば３０代となり、その先にもさらに女優の道が開けていくであろう現実を考えれば、彼女の立脚点は結局のところスターになっていくという方向しかないのでしょう。
大学を卒業したいとか、家族のことを大切に思い続け、自分の夢を諦めないジージャーの姿勢は、私たちが何をどう望もうとも変わることのない好ましいものです。
そしてまたフィルムの中に残された少女のジージャーには、永遠に私たちを魅了し続けてくれる輝きがあります。
それでも、時は淡々と流れて行くもの。
そしてそうした大きな流れの中でなお、ジージャー・ヤーニンがもう一度あの少女を演じてくれる奇跡の機会である「チョコレートファイター２」。
応援せずにはいられないのです。