いまの自分

「いまの自分」が「ほんとうの自分」なのであって、いつか「ほんとうの自分」になるのではないということ。
なんだか、ありがちな啓蒙書にでも出てきそうなお話だなあ。
まあいいや。
そういう自分のことをよく覚えておこう。

現状に不満を持ち続ける自分こそ、ほんとうの自分。
上手くいかない、ぬかるみに足をとられ続けるこの自分こそが、ほんとうの自分。
いつか変わりたいと言いながら、変わらない、変われない自分こそが、実はほんとうの自分だということ。
たかだかこれくらいの、ちっぽけな、自分。
ああ、それが自分。
そしてそう想いながらも、こうしていつまでもこころのどこかに、幼い小さなこだわりを取り下げることが出来ずに歩み続けて、今日を生き続けているこの自分もまた、ほんとうの自分なのだということ。
継ぎ接ぎの言い訳で、カッコ悪い、ヘラヘラ照れ笑いするおじさん。

それ、いいね、好きかも(笑)。
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十分です、自分なりに(笑)。