ジージャー・ヤーニン応援ブログ

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ルパン三世 Green vs Red 22

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群がったルパンたちの内のおそらくは誰一人として、「ホンモノのルパン三世」を知る者はいないことでしょう。
だから彼らや世間がいま、「ルパンらしい」とか「ルパンのよう」と云うときそれは、本当のところルパンという人物の過去の印象のことを、それぞれのイメージでもっともらしく語り決めつけているというのが現実なのでしょう。
そしてルパン同様、ルパンの相棒である次元や五ェ門についても、実のところ誰もそのホンモノを知らないのです。
それこそ銭形警部くらいしか、もはやホンモノの彼らを知る誰もいなくなってしまったのかもしれません。
それでも、彼らは超のつく有名人であることに変わりはないのでした。
警察の見当違いのルパン探しは続きます。
誰もホンモノの彼らの所在を知りませんし、ましてやあの次元大介が街中で通りがかりに子供のおもちゃのマグナムを直しているなんて、想像もしないのです。
その次元の面前を、一斉検挙された「ルパンたち」が連行されて行きます。
「一斉検挙って..ヒデえパチもん揃いだな」と、次元。
その様子を眺めるもうひとつの目がありました。
タカシたちです。
「いやぁ~ちょービビったっス!さっすがぁ~先輩、連れションと見せかけて抜け駆けとはぁ、アッタまいいっス!」と、相棒に納まったもうひとりのルパン。
それを聞きながらタカシはおもわずつぶやきます。
「..キセキだ..」