ヤーニン・ウサミィタナン

「２５歳の女優」の彼女にとって、やはり、この前後にどういった作品と関わるか?という点が、今後の彼女自身の大きな分岐点となっていくことでしょうね。
オフは朝寝坊をして、買い物に行ったり映画をみたり、週２回は日本料理を食べに行く、というフツウの彼女ですが、実はテコンドーの師範です。
幼くしてお父さんが亡くなったことが大きく、彼女の言動の中に、どのようにビジネスを選んで行くか、どうやって家族が生活していけるかが組み込まれていることに、彼女の責任感の強さ、質実な生活感の所有、こころの強さが感じられて清々しいです。
チョコレート・ファイター撮影に携わる期間が、彼女の２０歳前後の大きな時間を割いています。
このことは、たとえばあなたの身に置き換えてみたらどうでしょう?
成功が約束されたわけでもない新規な映画作品のために、テコンドーの師範をやめて、一心不乱に打ち込む精神力。
将来を不安に思い、こころがグラグラと揺れるわたしたちでは、こんなふうに「信じて打ち込む」ということは難しいことなのかもしれませんね。
彼女を応援したくなる理由は、こんなところにもあります。