ジャッカレンの続編
劇場公開作品の興業成績としては、タイミングの問題もあり「チョコレート・ファイター」ほどの成功には至りませんでしたが、実際にはインターナショナル版が用意されるほど、骨太な完成度をもつ映画であり、これからの展開が期待されるところです。
大作としてのジージャーの活躍は、ピンゲーオ監督作品に譲るとしても、彼女の多様な側面を楽しく引き出す位置の作品としては、実に楽しく成り立つのが本作の立ち位置といえるでしょう。
いわば武田鉄矢さんの「刑事物語」や渥美清さんの「男はつらいよ」のような作品だと言えるでしょうか(笑)。
お話しの内容からすれば、今後この作品がシリーズ化されてもおかしくはありません。
タイでのコメディ界の大物マム・ジョクモク氏が絡んでの展開ですし、積み重ねられ、時間をかけて何度も楽しい印象を増していくような作品だと言えるでしょう。
こうした良作を日本ではやく観れることを望む一方で、わたしはこの作品の邦題が気になるところなのですね。
ジージャー主演作品は、ここまでのところ、この邦題のセンスやプロモーションの弱さが最大の難点でした。
さて、ジャッカレン、どのような展開となるのでしょう。
期待しますが、ちょっと不安でもあります(笑)。
