チョコレート・ファイターとジャッカレン

現状、ジージャー・ヤーニンの代表作としては、日本での劇場公開作品である「チョコレート・ファイター」と、世界配給のある「ジャッカレン(This Girl is BAD ASS!! )」の２作がベストとして挙げられるのではないでしょうか。
作品の商業的展開規模と、作品そのものの完成度の両面から見ても、この２作品は秀逸だとおもうのです。
この２作品でジージャーが演じるそれぞれの主人公は、そのキャラクターが実に正反対でおもしろいのです。
ゼンは、自閉症という設定もありほとんどしゃべりません。
寡黙で真摯な、イノセントな少女として描かれていて、ジージャーもそのキャラクターを完璧に演じています。
このキャラクターにヤラれてしまったファンは世界中に生まれていて、続編が待望される流れにもいたっているワケです。
一方のジャッカレンは、もともとジージャーの別な面を活き活きと描いてみたかったという意図から生まれたキャラクターということもあり、実に勝気で活発なのです。
劇中、実に多くの表情をみせてくれるジージャーですが、これから先、こうした元気で明るいジージャーに惹かれる世界中のファンが生まれるであろうことは容易に想像できるところです。
しかし残念なことに、この「ジャッカレン(This Girl is BAD ASS!! )」は、いまだ日本での公開(ＤＶＤリリース含め)が未明なままなのです。
今回、ジージャーがテレビで取り上げられたことなどが契機となって、こうした停滞が払拭され、次ぎなる動きに結びついていくのなら、それはそれで好ましいことでしょう。
みなさんもぜひ、ジージャーをもっともっと知ってくださいね。
こんなステキな女の子、なかなかいません。