ジージャー・ヤーニン応援ブログ

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歳月

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映画「チョコレート・ファイター」の初公開は2008年ですから、今年で4年が経過したことになり、このまま行けば「チョコレート・ファイター2」の公開までの間に5年を越える期間が空くことになります。
制作のはじめからということであれば、さらに遡ること4年を数えることが出来ます。
平易に考えれば、シリーズとなる作品でこれほど期間が空くことはどうなのでしょうね。
シリーズの間があくことで思い当たるのは、ジャッキー・チェンの「酔拳」がありますが、これは初出が1978年で、2作目が1994年になります。
ただ、この作品は実はテーマを「酔拳」に据えて主人公が一緒というだけで、設定には繋がりがないのです。
いまのところ映画「チョコレート・ファイター2」は、前作の続編と言われてはいるのですが、実際の撮影にあたる段では、ジージャーは28歳です。
前作におけるゼンの設定は16歳とのことでしたが、仮にそこから5年の歳月を費やしたのちと設定したとしても、ジージャーは28歳で21歳の自閉症の女性を演じるということになるでしょう。
なんという難しい役どころでしょうか。
敢えて「難しい」と言うのは、ひとつは映画の題材として子供ではなく成年の自閉症者に観客がどの程度興味を持ち得るか、という点で難しいということです。
さらにはそうした役柄のサンプルをどこに見立てるか?という問題です。
もともと自閉症者のあり方というのはそれぞれに著しく多様なものですので、どういった症例の部分を意識すれば、映画の中の役柄として成立するのかということは、それほど簡単なことではないように思うということです。
かえりみて、他作品のように「チョコレート・ファイター」と「チョコレート・ファイター2」が、テーマのみ同一で別な設定の作品になってしまわないか、ということをあらためて危惧してしまうのです。
ただ、ピンゲーオ監督のことです。
やり遂げてくれるものと信じていますが、ご苦労も察するところです。
もとより「アクションばかりで内容がない」と悪口を言われてしまうことを気にしての次回作への取り組みです。
悩んでいらっしゃることでしょうね。
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