ジージャー・ヤーニン応援ブログ

いいえ、女優ジージャー・ヤーニンを応援するブログですとも。

葉問 イップマン

イメージ 1

遅まきながらイップマン、それぞれ2作をみました。
ストーリーとしては、卑劣な日本軍を相手に中国人としての誇りをかけて戦った偉人のお話しというところです。
カンフー映画の正統を継承した傑作ですが、ピンゲーオ・マニアからするとちょっと待った(笑)と言いたくなることウケアイの一作でしょう。
ワイヤーアクションが悪いとはいいませんし、映画はまずはエンターティメントとして成立していなければ意味がありませんから、さまざまな表現手法は許されるべきだと思います。
アクションをすべてホンモノで揃えろとも申しません。
それはたとえば、日本の時代劇に出る役者さんに、全員モノホンのちょんまげにしろ、と言うようなものですしね。
でもこの作品は、マッハの、そしてチョコレート・ファイターのあとに生まれた作品ですよね。
これでいいんでしょうか?
いや、作品として嫌いではありませんし、そうした比較がなければまあ、楽しませてくれた作品でした。
特に最初、悪役で登場した人間が、前後作を渡って人間的に成長している様を描いていた点などはうれしい演出でした。
ただ、もうちょっとリアルに、そう、たとえば劇場から出てきたら、なんだかみんながカンフーの達人にでもなってしまったような(昭和のころってそんな感じでしたけどねえ)、そんな熱を帯びさせるリアリティーをトッピング出来れば、この作品はきっと、ずいぶん長い時間の評価に耐えるものになっただろうになあ、と、ちょっとだけ残念な思いが残るのです。
でも面白かったですよ。
ちなみにイップマンさんのこと、わたしは幼少のころから知っていました。
まさか映画になるとはなあ(笑)という感じでしたが。