ジージャー・ヤーニン応援ブログ

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涼宮ハルヒの驚愕

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映画「涼宮ハルヒの消失」の中で、キョンの携帯にはまだシリーズには未登場の重要人物「佐々木」の文字が出て来たりするのですが、そういうこまかなトコがこの作品に携わるひとびとの妙なところです。
お遊びなのか深遠な計画なのか、曖昧ではあるのですが、とにかくその仕掛けがすばらしい。
テレビアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」は、実に変則的な作品でした。
まずはその放映順序が、最初から時系列バラバラで、インパクトの与え方に準じていたようなフシがありました。
そして「再放送」とうたった事実上の第2シズーン。
たしかに再放送なのですが、その合間に新作が(実に倍の本数分)挟み込まれて、一区切りとしての完成をこころみているのです。
しかも驚いたことに、「エンドレスエイト」という、8月が何度も繰り返されるというエピソードを、描き方をそれぞれに変えながらとうとうと続けるという実験まで織り込んでいるのです。
映画「涼宮ハルヒの消失」で披瀝された、本来であれば枝となりそうなエピソードの数々も、物語の本筋とどんどん合流して行くのですが、ここらへんも実に絶妙なのですね。
小説版の最新作「涼宮ハルヒの驚愕」の中では、九曜と谷口が「涼宮ハルヒの消失」の時期につきあっていた(笑!)というつながりが出てきますが、ここらへんもスゴい(笑)。
アニメの展開の方でどのような広がりとなっていくのか、楽しみでしょうがないところです。
ちなみに、このお話しは読みすすんで行くとどうしても長門にひかれてしまう仕組みになっているようなのですが、ご多分に洩れず、わたしも長門ファンです、ええ(笑)。