ジージャー・ヤーニン応援ブログ

いいえ、女優ジージャー・ヤーニンを応援するブログですとも。

「チョコレート・ファイター2」を考える 5

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もうすぐジージャーの誕生日です。
NAOさんの「ハートは元気!」 http://amovieiavitamin.air-nifty.com/haert_ha_gennki/ によると、今年ジージャーが撮影に入るのは「Jak-Ka-Len」という作品のみとのこと。
アクション・コメディになるそうです。
その次ぎの年に控えているのは「Ta-beng-man」という作品で、こちらはピンゲーオ監督とのタッグとなります。
どちらの作品も楽しみなところ。
ジージャーの新しい魅力がまたまた培われていくことがうかがわれ、期待もふくらみます。
ただ、ちょっと疑問も残るのです。
チョコレート・ファイター」や「レイジング・フェニックス」がそうであるように、撮影と公開と評価までの流れを考えると、ひとつの作品の「着信」までは、普通に考えて最低でも約2年を要するもののように思えるのです。
極論、DVD発売が現実の「評価」のタイミングだと定義するなら、それは同時に、完成から2年目くらいの時期が、その映画の最盛期とも言えるワケです。
映画の評価は、それほどインスタントに得られるものではありません。
実際、「チョコレート・ファイター」の例に至っては、撮影の開始からみて6年目が「評価」の現実のタイミングになってしまっています。
良作が、じっくりと時間をかけて愛されるに至る。
それはそれで素晴らしいことですね。
或いは、ひとつの作品のリメイクなり続編なりが、その制作側や俳優へのラブコールから履行されるというようなことは、ほんとうにファンにとって嬉しいことでもあります。
前作から大きく時間を経て制作された映画も、けっこう見当たりますね。
アクション映画で言えば、たとえばショーン・コネリーが007へのオマージュとして演じた「ネバーセイネバーアゲイン」や、ジャッキー・チェンの「酔拳2」、邦画でいえば石坂浩二さんの「犬神家の一族」などが挙げられるでしょうか。
時間の経過と、作品を創造して行くということの掛け合いには、なかなか難しい問題が潜んでいるものだと思うのです。
映画「チョコレート・ファイター」が世に放たれたのは2008年のこと。
ただ、この映画が特別だったのは、その撮影に莫大な時間を惜しみなく費やしたという点にありました。
ジージャーの予定が仮に発表されている通りに履行されたとします。
その場合でさえ、「チョコレート・ファイター2」は、どんなに早くてもいまから3年後以降にしかお目にかかることは叶わないということになってしまいました。
しかもそれは、最短の場合です。
ファンの心情としては、レイジング・フェニックス的なスピーディーさで仕上げられる「チョコレート・ファイター2」には、どこか納得行かないものを感じてしまう可能性を残してしまうことでしょう。
ここで、いろいろと「振り出しに戻らざるを得ない」問題が浮かび上がってきました。
平易に考えても、次回作のチョコレート・ファイターは、ジージャーが演じるかぎりは、少女の演じるアクション映画ではなくなるのだということ。
前作の続編となる限りは、その間の空白の時間の説明が冗長と必要に成らざるを得ないということ。
なかなか、難しい問題です。
ただ、難しい問題を包括したからこそ、それらを昇華しえたときには、骨太な、物語りの深堀りを許容する傑作になりうるとも察するのです。
さあ、タイヘンだ(笑)。
20代後半の、タイから来た、自閉症の女の子が活躍する、日本が舞台の映画のこと。
良くも悪くも、公開にはまだまだ時間が掛かる様子(笑)。
みなさんも、どうぞいっしょに考えてみませんか。