ジージャー・ヤーニン応援ブログ

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柴咲コウさんのこと

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東野圭吾さん原作小説のドラマ化のひとつに「白夜行」があります。
このドラマの主題歌、柴咲コウさんの「影」は、あまり知られていないかもしれませんが柴咲コウさん自身の作詩です。
スゴいと思います。
このドラマ本編にはコウさんは出演しておらず、アーティストとして主題歌の音楽に参加するカタチをとっているのです。
女優として優れる彼女ですが、多才です。
ジージャーに演技とアクションの両方が備わるように、コウさんの感性は音楽やファッションのセンスへと連なっています。
インビテーション・ライブのMCの中で、柴咲さんは自分が詩を書いて行くことになる流れをサラっと話してますが、実はけっこう驚異的なことだなあと思っていました。
詩というものは、ご自身で書いてみればわかると思いますが、体裁よくしようと作為的になるほどにいやらしいモノになってしまうもので、逃れようのない自我の発露でもあります。
かといって、いまどきのスタイルで散文的に自己満足げにコトバを撒いても、どうにも痩せた魂しか伝わってこないものです。
「影」という詩のなかに、「偽日になり祈ろう」というフレーズが出てきます。
ドラマ放映時は、テキトーな造語ばかりつかってなんか不愉快、という意見をネットで見かけたことがあります。
じゃ、書いてみてくださいな。
自分でやってみなさい。
亮司のキモチになったとき、雪穂を太陽だと一途に思ったとき、自分は何に成れてそれを何と表現できるのか、実際つづってみてほしいですね。
喪失感を強く表現する優れた詩だとおもいます。
書き続けることの大切さ。
現場にいることのツヨミを感じさせられました。
わたしも、いっぱい詩を書かなくちゃいけないなあとおもいましたね(笑)。
日々のことは、いずれも泡沫。
いまをとどめることは、コトバにしか出来ないのですから。
ともあれ、柴咲コウさん、スゴいですね。
彼女を嫌う同性も多いことでしょう。
それだけ、心のカタチが、存在感があるということなのでしょうけど。