ジージャー・ヤーニン応援ブログ

いいえ、女優ジージャー・ヤーニンを応援するブログですとも。

リビー

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では、良かった映画、参考にしてほしい作品のハナシをはじめましょうか。
それはそれで、けっこういっぱいあるのですが..

まずは、2010年のアメリカ映画、「スーパー!」という作品です。
この作品は、みなさんもうご覧になってるでしょうか?
同時期に、近似するコンセプト(いや、実はぜんぜん似てないのですが、おそらくは同じ括りにされてしまうということで)の「キックアス」があるので、どうしても見た目を較べられてしまいます。
ただ、続編を描く余裕があった「キックアス」と、この「スーパー!」では、どうにも、その訴えたかったことの消化の仕方、インパクトが、圧倒的に異なるのですね。
このおはなし、主人公はさえない、いや、さえないを通り越してもはやアブナイ、文字通り、あぶない中年オトコのフランク。
彼がキケンな存在になっていくのは、鬱積して築かれたその人格に、薬物依存の奥さんのサラが犯罪者たちに誘惑されて連れていかれることがきっかけです。
なにせ、彼のそのキケンなその正義を遂行させるミナモトは、神様からの啓蒙です。
もちろん、幻覚です。
テレビの影響や、そのモラトリアムで勇気の持ち合わせのなかった過去の経験が混ざり合って、フランクは正義の執行人「クリムゾン・ボルト」に変身します。
彼は正義の名のもとに、行列に割り込んだ人間のアタマをレンチでカチ割ったり、その連れの女性を殴ったりするのですが、ともあれ、彼のなかではそれらは「正義」なわけです。
一方、そんな正義の味方の出現にどうにもワクワクしてしまうキモチをおさえきれないヒトも出てきます。
リビーです。
彼女は、カンタンに言えば非日常を手に入れる機会を信じて待っていたのでしょうし、コミックのように行動ある正義に憧れてやまなかったのでしょう。