ジージャー・ヤーニン応援ブログ

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涼宮ハルヒの消失 2

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涼宮ハルヒ」シリーズは、いま現在も進行し続けている物語です。
ですのでこれから先も、まだまだ新しい謎は投げかけられて来るでしょうし、過去に敷いた伏線は適宜に活かされて、上手に物語を盛り上げていったりします。
本編の中ではまだまだ明かされていない謎も多いのです。
たとえば朝比奈みくるキョンの妹の関係とか、鶴屋さんの実家の正体と、機関の関係とか。
楽しみは満載です。
ですが、それらとは別に、マインドブラインドネス(ひとのキモチを察するちからの欠如のこと)的に封をされる問題もいくつかあり、ここらへんが絶妙なのです。
映画のクライマックスで、キョンの自問自答は、ユキの気持ちの問題とのすり替えなのですが、ヒトの生きていく中には、どうしてもそういうふうにすべてに答えられない、答えてはいけないという瞬間があるのだともおもいます。
オトナになったキョンが、そういう時間のことをどんなふうに感じるのか、オトナになったわたしには容易に想像が出来てしまうことですが、この作品をみているいまの高校生は、そんなふうには感じないことでしょうね。
きっとそういうオトナにもならないのでしょう。
いや、いまのオトナという人種にしても、それは同じことなのか。
いったい何人のオッサンが「涼宮ハルヒ」を知っているというのか(笑)。
そっちのほうが稀少でしょうね。
劇場版アニメのこの作品の最後には、原作にない図書館のシーンが挿入されていますが、それは、アニメーションとして世に放たれたこの作品もまた、成長して行っているということのあらわれでもあるのでしょう。
さて、別件。
宇宙人、未来人、異世界人、超能力者出てこい、という例のハルヒの呼びかけの件ですが、ジョン・スミスを異世界人だと、キョン自身が自覚することで、コレはコンプリートされたということになるのでしょう。
こののちの、生徒会が、鶴屋家の深堀りが、SOS団のライバルが登場してくる続編にも大いに期待いたします。