ジージャー・ヤーニン応援ブログ

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十三妹(シーサンメイ)

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私の密かな夢のひとつに、晩年の山川惣治先生の「十三妹(シーサンメイ)」の残りを書いてみたいというのがあります。
山川先生もまた、尊敬する天才のひとりなのですが、若かった私はおこがましくもこの方に近づきたいと願い考えていました。
生活の積る日々の澱に埋もれて諦めていたのですが、さる衝撃のもと、シーサンメイへの想いがまた脳裏をよぎるようになりはじめています。
ほかでもありませんが、ジージャーを知ったということです。
4年以内なら、彼女は実際にシーサンメイを演じることが出来るのですが、誰もその意味にも価値にも気づかないで終わることでしょうね。
素地のある物語の主役を「自分のもの」に出来ることが、どれほどの意義を持ち得るか。
もったいないのですけど(笑)。
カンフーの達人で、日本刀を武器とする、輩下1000人を従える女傑、シーサンメイ。
ピンチになると銀色の非行物体が出てきます。
うーん、山川先生はほんとうに天才ですねー。
十三妹(シーサンメイ)について、少し補足しておきましょう。
もともとは中国で有名な「シーサンメイ」の物語りに、山川惣治先生が当時の「月刊小説王(1983年より角川書店刊)」にて脚色し連載を開始、先生の逝去によりお話が途中で終わってしまったというものです。
清の時代、誠直な父石何紀将軍のもと富裕な幼年期を過ごした少女、十三妹(シーサンメイ)は、副将軍紀献唐の裏切りにより父を亡くし、母とともに逃避行に出ることとなり、その冒険物語りがはじまるという展開です。
勇気と義侠心に溢れ、のちに1000人の輩下を持つことになるシーサンメイ。
実はシーサンメイ自身は、核戦争で滅びた他の惑星の二の舞を踏まないように、他の星から地球に遣わされた救世主であり、彼女の危機にはさまざまな天佑が隠されています。
愛刀「白龍天」は、シーサンメイの曾祖父が倭寇と闘った際、自刃した敵将から授かったという霊刀、相州伝五郎正宗で、彼女を常に悪霊から守っています。
日本刀を武器として愛馬「銀雷(シーサンメイの呼びかけに応じて白馬に変身します)」とともに運命を辿るシーサンメイ。
奇想天外、まさに、胸踊る物語り。
天才ですね。