ジージャー・ヤーニン応援ブログ

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プリズナー№6

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「番号なんかで呼ぶな!私は自由な人間だ!」
テレビドラマ「プリズナー6」のオープニングで毎回繰り返される決めゼリフです。
諜報員ジョン・ドレイクは、組織のやり方への不満をぶちまけ辞表を叩きつけるのですが、彼は知りすぎていたのです。
催眠ガスで眠らされた彼が目覚めたとき、彼の目に飛び込んできたのは、隔離された閑静な避暑地の佇まいでした。
「ここはどこだ?」
「ここは村だ」
「何が欲しい!」
「情報だ」
「どっちの味方なんだ?」
「いずれわかるさ。さあ、情報だ、情報だ!」
「しゃべるもんか!」
「どんな手段をこうじてもしゃべらせるさ」
「名前を言え」
「あたらしい2だ」
「1は誰だ」
「お前は6だ」
「番号なんかで呼ぶな、私は自由な人間だ!」
2との攻防の繰り返しの果て、主人公6はある結論へとたどり着きます。
物語りの秀逸さはここでは深く語りません、ぜひ、みなさんもこの作品を直接観て、自分なりの感想を持っていただきたいと思います。
この作品には、そののちに撮影される「謎の円盤UFO」のメイン・キャストなども多く登場しています。
主演のパトリック・マグハーンの渋みに満ちた演技は、なるほどジェームズ・ボンド役に抜擢されていただけのシロモノではあります。
物語りの本質は、各話、私の感じる世の中の「体制」に関する疑問を直撃するような内容ばかりでした。
まったく、参ってしまいます(笑)。
ちなみにこの物語りの原案は、実際に大戦中に諜報員を幽閉していた「クーラー」という機関の存在を下敷きにしているのですが、体制というものが考えつくことはいつも、なんとも、疲れてしまうようなエグさを備えているものです。
ともあれ、プリズナー6、大変な傑作です。
ぜひ、ひとりで観てくださいね(笑)。