ジージャー・ヤーニン応援ブログ

いいえ、女優ジージャー・ヤーニンを応援するブログですとも。

謎の円盤UFO 5

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この物語を彩るのは、ズバリ、その登場人物たちの多彩さでしょう。
初期にはサンダーバードの会社が創ったSFドラマということで、そのリアルなメカニックや特撮が注目されたものです。
ただ、時を経たいま、この物語の芯に据えられるべきなのは、その物語の素晴らしさ、登場人物(キャラクター)の素晴らしさこそではないかと感じます。
ロミオとジュリエット」で声紋チェックを受ける、リベラリストにしてストレイカー司令官の片腕、アレックス・フリーマン大佐。
民間企業のテスト・パイロットあがりで、オンナたらしの英雄、ポール・フォスター大佐。
ストレイカーの天敵、シャドーのサイフの紐を握るヘンダーソン長官。
司令官以上の冷酷さで自らの任務を着実にこなして行くダグ・ジャクソン博士。
そして幾多の(オトナの)女性キャラクターたち。
この物語は、1970年に、その10年ほど先の1980年代を想定してつくられた物語です。
自分でやってみるとわかるのですが、近未来というのは実に難しい舞台設定なのですね。
たとえばファッション、音楽、文化、etc...
微妙にズレていくものなのです。
そこに果敢に挑戦した本作のチャレンジ精神は、まさに称賛に値すると言えるでしょう。
この作品へのバリー・グレイ氏による軽快な音楽の提供とシルビア・アンダーソン女史の貢献は、とても大きなものだったと言えるのではないかと思います。