フィルムの中のジージャー 5

ジージャー・ヤーニンは成長して行きます。
日々、変わっていきます。
人々は彼女にはとても輝かしく、清々しい印象を抱くことでしょう。
これからの活躍がとても楽しみです。
ただ、その意味においても、二度ともどれない過去の中にある彼女の記録は、どんどん瑞々しく美しいものと化して行くようにも思うのです。
少女だった彼女のせいいっぱい、が、そこにあります。
もともとの才能に、長い年月をかけての努力が磨きをかけ、彼女を「結晶」として築かせました。
映画の成功が、この事実を物語るでしょう。
これから数年が過ぎ、ジージャーの評価が正当に示され、世界的な女優となることを期待します。
ジージャーに栄誉を与えて欲しいと願います。
それでも、この映画「チョコレート・ファイター」の中にこめられた少女のジージャーの存在が二度ともどらないものであることには変わりはありません。
ジージャーのこの努力の季節の存在は、もっともっと評価されるべきものです。
誰にも真似できないこと。
稀なチャンスを手に入れた少女の頑張りを、もっともっと知りたい思いです。
「チョコレート・ファイター」には、先述のように未公開の部分が多く存在します。
いつか、そういう部分がよく考えられ、少女だったジージャーのもっともっと多くの魅力が披瀝される日が来ることを祈ります。
フィルムの中の少女のジージャーは、思い出の中で歳をとらずに生きていくのです。
それは、本人であるジージャー自身でさえ触れられない彼方にあることなのです。
ちょっとセンチメンタルでもありますね(笑)。