ジージャー・ヤーニン応援ブログ

いいえ、女優ジージャー・ヤーニンを応援するブログですとも。

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私が大好きな2008年のタイの映画「チョコレート・ファイター」は、本国タイでは大ヒットとなりましたが、日本での評価はまだまだ十分なものにまでは至っていません。
平気でB級映画として括る輩もまだまだ多いくらいです。
残念なことです。
この作品は現状のこのような評価が相応で十分な程度のものなのかと問えば、それはおそらく違うのではないかと察するのです。
その理由としてはいくつかのことを挙げることが出来るのですが、そうした課目的な点以上に大きく感じるのは、この作品全体を包み込む匂いの問題なのです。
この作品には、先の「燃えよドラゴン」に通じるものを多く感じさせられます。
映画作品が、観客の魂に語りかけてくる。
「本物のアクション」という現実が、多くの言葉を費やすことなく、見るものを圧倒し感動させる。
単調に見える物語を、よく理解するほどに隠された繊細な演技を見出すこととなり、役者のその真摯な姿勢に感動を覚える。
こうした要素は、実はこの「チョコレート・ファイター」が、アクション映画の次世代のスタンダードとなりうるのではないかという可能性を示唆するものでもあります。
時を経てなお、痩せない作品として、です。
その意味においても、この作品の続編は大変な重い役割をになうことになったと言えるでしょう。
続編で成功している作品を、あまり多く挙げることが出来ません。
心配も募りますが、しかし、期待のほうが大きいのです。
続編は前作の設定を踏襲する流れになる見込だとの報も耳に届いています。
前作の設定には多くの可能性が残されていました。
そうした点の新たな展開についても、楽しみにしています。
映画「チョコレート・ファイター」、そして女優ジージャー・ヤーニン。
あらためて、応援して行きたいと思います。