謎の円盤ＵＦＯ 1

ハーリントン・ストレイカー。
３流のホラー映画がちょっと当たった程度の業績しか持たない、イギリス郊外にある映画会社。
実はさる事情があり、あんまりヒット作とか出てしまうと困る会社なのです。
この会社の運営資金の多くは別なところから出ています。
なので、映画側で儲かってしまうと、不安定なその収益に依存されて予算が減らされてしまうのです。
つまりこの会社は、表に出せないさる機関の隠れ蓑ということでした。
そういうオトナの事情を前提に、あんまり積極的にヒット作も出せない状況で、この映画会社は運営されて行きます。
今日も、専務が出勤してきました。
専務の名はエド・ストレイカー。
ガルウィングの高級クーペで乗り付けて、葉巻をくゆらすお偉いさんです。
「おはよう。」と秘書のミス・イーランドに挨拶をして専務室に。
椅子に腰掛け、葉巻箱を開けて一服．．ではなく、一言。
「ストレイカー。」
するとそれに答えるかのように「声紋チェック、ストレイカー司令官と確認。」の声。
おもむろに部屋全体が地下へと移動をはじめ、最下層へと到着。
開いた扉の先には、こう書かれていました。
Supreme Headquorters of Alien Deffence Organization
対異星人防衛機構司令部。
略して、ＳＨＡＤＯ(シャドー)と。