ジージャー・ヤーニン応援ブログ

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GANTZ

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奥先生の「GANTZ」の物語りは、そもそもその設定が圧倒的に秀逸で、連載時にもその世界にいくつもの「書き込み」を許容しうるものだなあ、と感じていたのですが、現在の状況を見れば、スピンオフ、2次創作、他ジャンルへの展開更新と、まさしくそのとおりになっています。
そして、歳月が流れても、この舞台設定、まったく色褪せることが無いのは、おおくの側面で、ヒトという存在を取り囲む問題の本質に触れているからなのだと思うのですね。
この物語、何度読んでも、いつも一気に全巻読破を繰りかえさせるパワーがあります。
一方で残念なのは、「進撃の巨人」同様、そのメッセージの本質にたどりつかないうちに映像化された映画版の「まとめ方」「詰めの甘さ、薄さ」についてでしょう。
実写映画版「GANTZ」は、独自の完結にいたり、映画としてはそのつながりをなぞらないまま、大阪編エピソードをトリミングしてCG版が作成されていますが、同様に、これからもこの物語、映像化される可能性はとても高いのだろうなあと感じているところです。
で、この作品に必要なエッセンスこそ、次世代のアクションの投入だとも思うのですね。
たとえばあらためて、スピンオフの「GANTZ:G」とか、アクションに特化したとらえかたをした例を見てみてください。
この作品、実に、次世代のアクションを待機している空気感、なんというか、さあ、できるもんならトライしてごらん、な感じ満々なのですね。
おそらくは、ハリウッドでの映画化、おおいに考えられる作品のうちのおおきなひとつでしょう。
主人公は、小柄な東洋人、予測を裏切るアクションをみせつけてくれるポテンシャルを備えた俳優であるべきですね、ええ。