ジージャー・ヤーニン応援ブログ

いいえ、女優ジージャー・ヤーニンを応援するブログですとも。

藤原芳秀先生の拳児2

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2018年をふりかえるとき、先の「燃えよドラゴン」のリメイク、「今日から俺は!!」新連載という変則での復活などのほかにも、たくさんの注目すべきコンテンツのリスタートがありました。
なかでもあらためて注目してほしいのが、藤原芳秀先生の「拳児2」のスタートです。
わたしからしてみますと、すぐれたコンテンツこそ、もっともジージャーにとって必要なものだと思えるのですが、その最上のカタチこそ、「燃えよドラゴン」のリメイクへの主演だろう、と、想像していた次第です。
で、現実に、「燃えよドラゴン」のリメイクの機会は訪れました。
でもそれは、いまのジージャーからはいまだ遠い次元のその先で起きたこと。
おなじ時代で、おなじ世界にいるのにもかかわらず、でした。
想像どおり、その作品のリメイクは訪れ、心配したとおり、ジージャーはその作品という列車への駆け込みに間に合わなかった。ああ、もったいない、というのが最初の自分のいつわらざる感想です。
ただ、いまはこのこと、残念だとはおもっていません。
事実上、ジージャーはこの「燃えよドラゴン」のリメイクには一切関わることはかなわないまま、このムーブメント自体が終わってしまうまで傍観者ということでい続けるのでしょうけど、それはそれでいいのでは、と、わたし、おもいはじめているのですね。
ほかでもありません、実に、レジェンドのその陰を追う作品、つまりはリー作品のリメイク、まあ、「燃えよドラゴン」こそ特別ではありますが、過去にもたくさん存在していて、そのほとんどが不完全燃焼、かならずしもうまくは行っていないという事実を思い出し、再認識したからなのです。
それなら、もはや、そうした過去の栄誉への依存にもなりがちなプロットにはたよらず、そのかわりに、リーの伝説にも匹敵するだけの深さと真摯さをそなえたあらたなコンテンツに携わることこそ、ジージャーにはふさわしいのではないか、と、いまはおもうのですね。
で、その筆頭に置くコンテンツこそ、驚天動地の冒険を実際に経験した実在の格闘家をモデルとした、日本発信の傑作であり、おおくのアジアのひとたちにいまだ影響をあたえながら、当の日本ではまだまだ扱いがじゅうぶんではない、という異色の作品「拳児」です。
そしてその次にジージャーにすすめたい作品が、おなじ藤原芳秀先生の画による「JESUS 砂塵航路」です。
男性の主人公を女性におきかえる妙味や、生身のアクションへの期待や、銃火器のみせかたへの期待、深く真摯なメッセージをそなえた作品の質の高さとそこからの広がりのしたたかさ。
どれをとっても、まさにジージャーのための用意としかいいようのない傑作なのです。
そしてこれらの2作は、幸運にもいまだ映像化されていません。
そうした状況のなか、2018年にはその藤原先生の「拳児2」がスタートしていて、伝説が紡がれ繋がりつづける幸運が舞い降りた思いでこの状況をみているのですが...はたして、ジージャーいつ、これらの作品にふれることが出来るのでしょうね。
いや、まあ、まるで、あたかもそうなるのがあたりまえ、みたいないい方でなんかおかしいのですけど、でも、それくらいに、これらの2作品、まさにジージャーのためにあるような大傑作なのですけど...