ジージャー・ヤーニン応援ブログ

いいえ、女優ジージャー・ヤーニンを応援するブログですとも。

蜘蛛の巣を払う女 1

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映画でのリスベットはこれで3人。
ひとつの役柄が、それぞれことなる3人の女優によって演じられた、ということですが、おもしろいことだとおもいます。
つまり、世界中のファンのなかにそれぞれのリスベット象があって、こののちは、誰か一番自分のリスベットに近いとか、論じられていくことになるということですから。
本作では、デビット・フィンチャーは製作総指揮の立場で関わっているとのこと。
そもそも前作からの(ハリウッド版)からのキャスト替えはギャラの問題だったと聞いていましたし、そのために3部作の後半2作が見送られたとも聞いていました。
ですから、フィンチャー自身もその時点で撤退かと勝手に想像していたのですが、まさかここで食い下がってくるとは、という感じです。
フィンチャーの「ドラゴンタトゥーの女」、良い出来でした。
ドラゴンタトゥーの女の解説で、フィンチャーが当初、ハリウッド版でもノオミ・ラパスを起用したいと考えていたと語っていましたが、個人的には、その時点でのキャスト変更でルーニー・マーラーになったこと、結果的にベストだったとおもっています。
さて、今回はどんな印象を残してくれることになるのでしょう。
ともあれ、この変遷、要は「チョコレート・ファイター」を、ジージャー以外の女優が演じたら、と言っているのと同じ、ゼンというキャラクターを軸に作品をイメージするということと同じなのですね。
10年が過ぎ、「チョコレート・ファイター」も、レジェンドどして作品の単位で考察されるべきときが来たのだと思うのですが、その先には、もしかしたらこういうことも起こりうるということですね。
奇しくも「蜘蛛の巣を払う女」、その表現こそことなれど取り上げている多くのテーマの面で「チョコレート・ファイター」似ているのです。