2つのスタンダード

もし、このシリーズからルパン三世をみ始めるヒトがいるとするなら、素直に「ルパン三世っておもしろい」と思える、そんなシリーズになってるなあ、というのがここまでの感想です。
特に不二子の描き方、おおくの若年層の男性女性を問わないファンを魅了しているのではないでしょうか。
このシリーズにおいてのみ、とするにしても、一貫性のある展開、ひろがりのある世界観には好ましいものを感じているのですが、で、ここで問題です。
このシリーズのこうした演出の一方で、血煙の石川五ェ門に至る世界観の確立が、ルパン三世というひとつのテーマのもとに確立しようとしています。
ということは、ここからのルパン三世、こうしたパラレルワールドの2本立てが主流になっていく、ということなのでしょうかね。