ジージャー・ヤーニン応援ブログ

いいえ、女優ジージャー・ヤーニンを応援するブログですとも。

ゼン

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鳩山首相夫人のニューヨーク訪問のニュースで、当の幸夫人が「ひきこもりや自閉症の施設を訪問」との報道があり、残念に感じました。
うーん、自閉症とひきこもりってまとめてしまう括りは、私からするとなんだか乱暴なんですよね。
でも、日本における自閉症障害への認知はこのくらいのものです、これが現実でしょう。
映画「チョコレート・ファイター」では、主人公のゼン(ジージャーこと、ヤーニン・ウィサミタナン)がこの自閉症という障害を持って生まれたという設定です。
幼少期に医師からその診断を受け、「特別なケアが必要」とされながら、治療を受けている様子も投薬の様子も描かれませんが、この障害には実に、医療的処方は何も存在していないのです。
劇中、ゼンが視線を与えずに物を受け取る「ブラインドキャッチ」を披露してみせますが、これはこの症状の障害者の典型例「目が合わない」を解釈した表現です。
キラキラしたものを見つけては、没頭して眺め続ける、ロッキングという身体揺らしを続ける、跳び跳ねを続ける、挨拶に手を振る際の手のひらが裏返っている、定例的な行動を遮断されるとパニックを起こす、などなど。
細かな自閉症者の特徴が、ジージャーの演技の端々には実に上手に取り入れられているのですが、残念ながら日本人の視聴者のほとんどは、このことに気がつかないことでしょう。
諸外国では、自閉症が特別な障害であることはある程度認知されています。
この障害、特に「サヴァン症」を題材とした作品や映画も多々あります。
もっとも有名なところでは、ダスティン・ホフマンの「レインマン」でしょう。
あるいは、アクション映画ファンであれば、ブルース・ウィリスの「マーキュリー・ライジング」を覚えているかもしれません。
ジージャーは、この映画の撮影にあたり、実際に自閉症者の施設を訪れ学んでいますが、これは大変なことだったであろうと察するのです。
事実上、彼女の女優歴というのも希薄なもののはずなのですが、「チョコレート・ファイター」でのアクション女優としての側面と、演技者としての両方の面は見事に融合しています。
彼女の今後への可能性を感じる部分ですね。