ジージャー・ヤーニン応援ブログ

いいえ、女優ジージャー・ヤーニンを応援するブログですとも。

田中麗奈さん

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アナザースカイで台湾に行った田中麗奈さんをみていたら、蘇昱彰老師が出ててびっくり。
かつて出演した映画へのオマージュと未来に向けての意欲から、田中さんが武術を習ってみたいという番組のなかの「画つくり」の一場面のための出演でした。
その拳法、なんと八極拳です。
なんとも豪華な絵になってしまったのですが、その意味にどれだけのヒトが気付いたことやら(笑)。
蘇昱彰老師については紹介もついてないままの進行で番組は終わります。
田中さんは拳の握りかたすらも知らないままでの拳法への挑戦なのですが、なんといっても、もう「目」が活きているのですね。
ええ、「目」、です。
この「目」のチカラというのはどうにも後天的に積み上げて得るのがムズカシイものだと、過去、リーとジージャーのお話しで触れているとおり。
逆に言うのなら、その「目」さえみずからのものになるのなら、クルマ椅子に座っても武術家を演じることは出来る(実際にそういう拳士もいるのです)のです。
蘇昱彰さんは、おおくのひとたちが蟷螂拳を勉強させていただく見本としたであろう伝説の拳士であり、マンガ「拳児」に登場する蘇崑崙のモデルとなった人物です。
マンガ「拳児」のなかでは、八極拳の特別な位置付けと蘇老師の特別な立場が描かれます。
そういうヒトが、日本の女優の田中麗奈さんに、台湾で接触しているのですね。
つまり、チャンスの種の近くに彼女が来た、ということです。
田中さんは今年の誕生日がくれば38歳、プライベートでは先だってご結婚されたばかり。
番組中でその田中さんは、アジアの映画で出てみたい気持ちの高まりを語ります。
わたしからすると、こういう出逢いのなかに、すでにそのタネが蒔かれているのを感じるのですね。
日本の観衆は、田中麗奈さんのことをアクション女優などとは露ほどにもイメージしないことでしょうけど、機会を得て内側から生れるものと向き合う意志をもった、資質の高い女優がそれに取り組むとき、はじけるようなすばらしい結果を生むであろうことは、もう、目に見えているのです。
彼女にあって、ジージャーにないもの。
それは意志でも能力でも、資質でもありませんね。
ジージャーのことを応援します。
そして、学んでほしいとも願います。
いいかげん、もう、この問題に向き合い、取り組まないと、種ですら朽ちるときがおとずれるのですから。