ハイキック・エンジェルス

青野さんなんかは、実はジージャーと組み合わせたらものすごくおもしろい絵をつくってくれる相手だと思うんだけどなあ。
川本さんは髪型、三つ編みでなかったほうがぜんぜんよかったと思う。
なんにしてもみんなかわいいし、このまま行けばそれぞれが個性的な主役へと成長してくれそう。
期待できますね、逸材揃いです。
映画そのものはスケールも小さく演技も未熟でスカスカです。
でもこの映画、何を見せたいのか、何で魅せたいのかがハッキリしているからおもしろいのです。
小さなところからでもいいので、魅せるべきものを見出した「熱」でもって、映画を描ききることは、まちがいなく観る側にも伝わるもの。
そういう熱を帯びた世界の近くに、ジージャーにもいてほしいもの。
タイの映画界のジージャーに対する現状もまた、日本のエージェントたちの対応のように遅さと鈍さを感じさせますね。
でも、日本なら、まだまだ情熱をもってアクション映画を描いてみたいという輩はいっぱいいます。
やっぱり日本で映画撮るのが、いちばん早いと思うんだけどなあ、ジージャー。