ジージャー・ヤーニン応援ブログ

いいえ、女優ジージャー・ヤーニンを応援するブログですとも。

ジージャーの取説 2

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オリジナリティーという点でも、ジージャーには特別な武器があるように思います。
それは、いわゆる「スタイル」と言うヤツです。
NAOさんの「ジージャー応援団 https://www.facebook.com/jijayaninfanjp 」で最近、久しぶりの「レイジングフェニックス」の予告編を見たのですが、ダイジェストになると、この映画、やはり格闘の激しさが映えるのです。
で、あらためて、格闘技演者としてのジージャーに思い至るのですね。
ジージャー、その身体能力と先に挙げた表情のゆえに、やっぱり、「真似したくなるカッコよさ」の用意があるなあ、と感じさせるのです。
たとえばブルース・リーの格闘に対峙する際の「構え」は、ジークンドーの考え方を象徴するかのように特殊です。
型をもたない、というところからはじまり、必然を帯びた闘い方に至ったその自由な格闘スタイルは、いまでこそよく真似されますが、もともとは先例を見ない特異なものでした。
実際、ああいう自由なスタイルの構え方というのは彼以前には存在せず(のちに「北斗の拳」でフツーになってしまったけど)、実に画期的なものだったのです。
ただ、結局は皆が、いまはああいうスタイルを良しとしてますし、普及にいたってしまっていますね。
例の「「アチョー!」という怪鳥音も、大なり小なりみんなが真似するようになってしまってます。
両の拳を差し出して構える従来の武術の「構え」は、まさにボクシングで言う「テレホンパンチ」のままの短所を露呈させるものでした。
まあ、達人はともかく、フツーに考えれば、動くものに対するには、やわらかく受けてしなやかに流し、小さく固く強く打ち込む、ということが理にかなっているでしょう。
打撃はインパクトが大事ですしね。
こんな感じで、その「構え」からさえ多くをひもとけるように、ブルース・リーの格闘スタイルというのはまさに彼のアイデンティティを示すような偉大な記号でした。
同様に、ジージャーにも、すでにいくつかのアイデンティティが備わっていると感じています。
それは、まずは「蹴り」です。
そして身体の柔軟さによるアクションですね。
格闘スタイルの特徴というのは、本格的なアクション・スターにはかならず備わり、模倣されるほどに特徴付けられ深まるものです。
いうまでもありませんが、ジャッキーが、トニーがそうですね。
だから逆もまた「しかり」なのです。
リー・リンチェイ(ジェット・リー)が、ユン・ピョウが、ドニー・イェンが、それぞれにあんなに素晴らしい武技やアクションを体得しているのに、真似されるなにももたなかったことが、ジャッキーとの差を生んでしまっているとも、わたしは思っています。
で、ジージャーです。
すでにチョコレート・ファイターのなかではいくつもの「特徴的」な蹴りの形態が描かれています。
酔拳はその表現の特別さから応用が効かないかもしれません(笑)。
しかしそこで披露される超絶アクションには、未来に期待を促すいくつもの可能性が見て取れるのです。
この流れがはたして、どのように伸ばされていくのか..
トム・ヤム・クン2で披露されたジージャーの格闘スタイルは、とりあえず助演の役割のもの。
ほんとうの格闘スタイルのお披露目は、この次です。
さあ、どんなジージャー・スタイルが繋がって行くのか、楽しみです。