ジージャー・ヤーニン応援ブログ

いいえ、女優ジージャー・ヤーニンを応援するブログですとも。

ある事件

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7月末のことですが、このブログでも取り上げさせていただいている漫画「拳児」の原作者で、武術家の松田隆智先生がお亡くなりになられています。
わたしには大事件でした。
こころよりお悔やみ申し上げます。
ほんとうに、わたしなんかにとって、松田先生の存在がどれほど大きかったことか、おそらくは武術のうちで中国拳法を学んできたひとたちには痛切に共感してもらえるところだと思うのです。
それほどに、先生の存在は大きなものでした。
先生はまさに、リアル「拳児」です。
驚異の体験者であり、真理の求道者、そのものでした。
今月は先生の追悼の本が出ていますが、そのなかに興味深い記事が何気なく記されていたのを、わたしは見逃しません。
それは「拳児」のテレビドラマ化と、続編についてです。
漫画「拳児」は、主人公の拳児が日本に帰国して、いままでの闘いのなかから培った想いを確かめるところで終わっています。
続編はアメリカ編になる予定だったとのことですが、この構図、つまり巨躯の白人や黒人を相手に、もともと小柄なアジア人の拳児が活躍する「絵」は、わたしの想像力を大いに刺激します。
想像力を馳せましょう、その「絵」に誰をあてはめてみるのがふさわしいか。
そう、ジージャーです!
拳児」の原作が映画化を含めて手つかずでいる現状。
これはもう、ジージャーのために温存されていた最後の奇跡だとしか、わたしには思えないのです。
漫画「拳児」をご存じないジージャー・ファンは、いそいで読んでみてください。
武術とは、こんなにも強くひとを惹きつけるものだということを、ブルース・リージャッキー・チェンに熱くなったときと同じように思い出しはしないでしょうか?