ジージャー・ヤーニン応援ブログ

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チョコレート・ファイター2、延期。

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ジージャーの休養は同時に、映画「チョコレート・ファイター2」撮影延期を示唆するものでもありますね。
諸般の事情が重なってのこととはいえ、この映画はなんだか、自分自身で「撮影されるべき時期」を選んでいるのではないかなあ、と感じさせるところがあったりしておもしろいのです。
もともと映画「チョコレート・ファイター」は、アクション大作である反面、母と子の運命の物語りです。
わたしにはもともと、20代後半になろうとする、成人の自閉症者の物語り単独で、映画が成り立つのだろうかという疑問がありました。
つまり、それ、誰が見たいの?、ということなのですね。
ゼンのタイプの成人の自閉症の現実は、敢えて言い切りますが、苦しく辛く痛いです。
そこを描きたいのか、見せたいのか、というと、この点については、わたしはたぶん、制作側は予期していないのではないかなあと感じていたのです。
少女のゼンなら、イノセンスということを前に出して共感を訴えればよかったので、これでいいのです。
でも、オトナのゼンはヒトにどう映るのかな、とおもうと、映画として都合のよい着信がおもいあたらなかったのです。
それだけに、製作は急いでほしいなあと感じていました。
でもこれはいろんな理由で成り立ちませんでした。
ただ、もしそれが「運命」なのだとすると、つまりは遅れたこと自体になにかの意味が見出せるのだとするなら、それはそれで奇跡的なのですね。
演じた人間の成長がもし、その役柄にもおおきく反映されるのだとするなら、なお、おもしろい。
ふと、わたしには、映画「チョコレート・ファイター2」のラストで、赤ちゃんを抱くゼンの姿が思い浮かぶのです。
ジンがゼンを命を賭して愛したように、そういう愛の物語りのつらなりとして「チョコレート・ファイター2」が描かれるのなら、それはそれでステキなことではないでしょうか。
チョコレート・ファイター2」、もう、どうなるのかわかりません。
でもやっぱり期待してしまいますね(笑)。