一青十色

一青窈さんのデビュー１０周年アニバーサリーイヤーです。これにあわせて通算６枚目のオリジナルアルバムが発売となります。
ご自身も出演している映画「愛と誠」のテーマソング、「愛と誠のファンタジア」では、０８年にご自身が主演した音楽劇「箱の中の女」で共演の柏原収史さんがゲストヴォーカルとして参加していたり、敬愛する阿久悠さんの遺作から生まれた「パラソル哀歌」では、ガールズバンド、キノコホテルとのコラボを成したりととても多彩な展開です。
先にもとりあげた「Lesson」では岡村靖幸さんとのコラボが、「dots and lines」ではライムスター、そしてつんくさんによる「悲しみジプシー」、さらには渡辺真知子さんによる「あたしだって」といった、裾野の広いコラボ展開がアルバム全体に魅力を添えています。
さらには詩人の故・茨木のり子さんに捧げられた曲「マフラー」など、アルバムそのものが感性のままに織りなされた彼女のこの１０年の集大成を導くインディックスとなるような構成です。
個々の曲は折りごとに聴きましたが、アルバムとして聴く機会を得て、印象もまたかわるものだとも察しています。
発売が楽しみですね。